復旧した各データの整合性を確認するため「自動検査システム」を導入しております。
このシステムは復旧された各ファイルの状態を素早く自動でチェックします。
重要なのは検査を人の手ではなく「自動処理によって行う」点です。

復旧したファイルが開けるか破損していないか。
必要な構造を保っているかを確認することが重要です。
同時にお客様のデータには最大限のプライバシー配慮が必要です。

そのためデータの中身に直接触れる検査工程をできる限り自動化しております。
人が一つひとつ内容を確認するのではなく自動検査システムによって各ファイルの整合性を確認していきます。

この方式は「2005年」より取り入れております。
プライバシーに配慮しながら復旧データ全体を効率よく確認する仕組みが重要です。

このデータ検査では特定のファイルだけを確認するものではありません。
復旧された全ファイルを対象として「自動で」整合性を検査します。

その検査結果をもとに復旧データの状態をご案内いたします。
プライバシーを守りながら復旧データの品質確認をしっかり行うことができます。

重要な工程の一つに「データ整合性検査」があります。
ファイルシステムがデータの管理領域と実データを分けて管理していることに由来します。

ファイル名・フォルダ構造・サイズ・配置情報などの管理領域を「メタ情報」として管理しています。
一方で実際のファイルの内容は「別の領域に」実データとして記録されています。
つまり管理領域だけを確認できても実際にデータが復旧できるとは限りません。

メタ情報を解析して実データを読み出すことで必要に応じて断片化したデータを組み合わせる。
実際に開けるファイルとして成立した段階で復旧可能だったと判断できます。

単にファイル名やフォルダ構造が見えるだけでは不十分です。
復旧されたファイルが整合しているかどうかを確認する必要があります。

この確認作業が「データ整合性検査」です。

復旧作業の最終段階において「メタ情報」と「実データ」の対応関係を確認し、
可能な限り整合性のある形でデータを取り出せるよう検査を行っております。

このようなデータの管理領域が破損する原因には、どのようなものがあるのでしょうか。
その一つとして注意が必要なのが「チェックディスク」です。

チェックディスクは本来、ファイルシステムの異常を修復するための機能です。
正常なドライブや軽微な論理不整合であれば有効に働く場合もあります。
しかし、壊れかけたドライブや不良セクタが発生しているドライブに対して実行すると状況を悪化させることがあります。

このようなチェックディスクはファイルシステムを修復するために管理領域へ書き込みを行うことがあります。
つまり管理者権限で動作し、実際にファイルシステムの管理情報を書き換える可能性があるということです。

この動作と「不良セクタや読み取り不安定な状態」が組み合わさると、復旧に必要なメタ情報が変更されたり失われたりすることがあります。
その結果、ファイル名やフォルダ構造までは見えていても実際のファイル内容が壊れている。
あるいは、ファイルとして復元できても開けない。そのような状態になります。

管理領域と実データの対応関係が崩れるとデータを元の形で復元することが難しくなったケースです。

ここで厄介なのはチェックディスクが「自動的に実行される場合がある」ことです。
起動時や接続時にOSがファイルシステムの異常を検出し自動修復を促したり実行したりすることがあります。
壊れかけたドライブでは、この自動修復が復旧を難しくする要因になることがあります。

通常のファイル構造だけに頼るのではなく実データの連続性や断片化の状態を解析しながら、復旧方法を切り替える必要があります。
場合によっては、欠損した管理情報を補いながらエラー訂正を行い、データの整合性を再構築していく作業が必要になります。

データ整合性検査は、復旧結果が本当に使えるデータになっているかを確認するための重要な工程です。
ファイル名が見えることとがファイルが正しく復旧できることは同じではありません。
管理領域と実データの関係を丁寧に確認し、データの整合性を見極めることが大切になります。

お預かりいたします全データは暗号環境下で運用しております。



自動検査の仕組みを確立し自社開発いたしました。
コンピュータによる整合性検査自動処理ならびに暗号システムの構築によりプライバシーを確保しながら、確実な復旧作業を実現しております。