S.M.A.R.T.情報について

自己診断機能“S.M.A.R.T.”(Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology)をドライブから取得して、 その変化を計算することにより、事前に故障を「予測すること」が、できるとされております。

なお、不良セクタの検出有無目的で、このS.M.A.R.T.情報は活用することができません。理由として、不良セクタが0x05などのS.M.A.R.T.属性に反映される可能性が100パーセントではないからです。それは、おおよそ2割くらいという水準で、ドライブの状態を掌握する場合は、必ず「完全スキャン」などの検査系を実行し、不良セクタの有無を確実につかんでください。

S.M.A.R.T.数値変動グラフ: 数日分(約7日)の変動を記録しております。

  • グラフ内部をクリックすると、
    現在値、データに関しまして、その表示を切り替えることができます。
  • スキャンA、スキャンB、解析結果(左下グラフ):
    独自の故障予測スキャンの結果を表示しております。
  • 中央にある緑の線が中央に安定すれば正常、
    上下に振れてブルーゾーンを超えると、異常判定になります。
  • 状態範囲の「レッドゾーン」に入った場合は、ドライブ換装をお勧めいたします。
  • 再描写:各グラフを再描写します。
  • 再解析:故障予測の演算部に再解析を促すキューを投げます。

技術パートナー様およびこの試みに賛同いただいたユーザ様のご協力 深く感謝いたします。

その故障個所・不良セクタの種類・不良セクタの分布・故障発生前後の状況など 壊れやすい状況・アクション・内容を整理したうえソフトウェアにいたしました。

ビッグデータを利用してドライブの故障予測を実施いたします。負荷も軽いゆえ普段のご利用にはこちらの機能をご活用ください。

バックアップ先が機能していなかったという場合を多くうかがいます。なぜなら、ドライブは書き込み側よりも読み込み側が壊れやすい性質を持つためです。

エラーのセクタが検出され、そこではじめて「エラー」が返されます。それまでは正常な動作をふるまうため、気が付いたときには手遅れとなります。

ここで、S.M.A.R.T.からそのような読み込み不良の状況を確認できるのでは?

たしかに属性0x07などがあります。しかし、そのような属性でバックアップを壊す読み込み不良を検出することはできません。