
ランサムウェア被害からの回復
ランサムウェアとは?
ランサムウェア(Ransomware) は、ウイルスの一種 であり、
攻撃者のみが知る暗号鍵を使ってデータを勝手に暗号化し、
復号のために身代金(Ransom)を要求する攻撃 です。
データを暗号化 → 復号キーと引き換えに金銭を要求
個人・企業を問わず、大規模な被害を発生させるサイバー攻撃
一度感染すると、データ復旧が非常に困難(バックアップが重要)
身代金を払ってもデータは戻らない
攻撃者の目的は「金銭」だけであり、復号する意思はありません。
つまり、データを復元する保証は一切ないため、
むしろ、支払ったことで「身代金を払うターゲット」として狙われる可能性が高まります。
基本的に、ハッカーの要求は実現することはありません。(暗号資産で沢山みてきました)
支払った後も、さらなる要求が続く可能性が高く、
一度支払いに応じた被害者は、「交渉に応じる標的」として追加の要求を受けることがある。
つまり、実はそこまで作り込まれていない。その点が「復旧のポイント」になります。



ランサムウェアの多くはクラッシュ
ランサムウェアは高度なプログラムのように思えますが、
実は動作中にクラッシュして途中で落ちてしまうケースが非常に多い です。
A, クラッシュすると、暗号化プロセスが途中で停止する
B, 完全に暗号化される前にランサムウェアが落ちることで、一部のデータを復旧可能
C, 不完全な暗号化のため、復号キーなしでもデータを修復できる可能性がある
なぜランサムウェアはクラッシュするのか?
攻撃者が急いで作成した未完成のプログラムであることが多く、
対象デバイスのスペックやOS環境によって動作が不安定になります。
よって、大量のデータを一気に暗号化しようとしてメモリリークを起こします。
そこから、Windowsのプロセス制御やセキュリティソフトとの競合で異常終了します。
クラッシュ後のデータ復旧方法
FromHDDtoSSD などのデータ復旧ツールを使用し、未暗号化のデータを救出。
ファイルのヘッダー情報や断片化されたデータから、部分的に復元可能か確認。
重要なのは「復旧の可能性がある」こと
完全に暗号化される前にクラッシュが発生すれば、まだデータを取り戻せる可能性があります。
そのため、ランサムウェアに感染しても慌てず、お気軽にご相談ください。
