以下の技術は最新の「AI完全自動ドライブ復旧システム」に継承され、開発を継続しております。
■ ドライブ安定化制御について
不良セクタ周辺でドライブの状態(ヘッド先端)を大きく変えてしまう場合に備え、
事前にドライブを安定化できる機能を「不良セクタ危険予知」に搭載いたしました。
この機能により、データ復旧ソフトウェアにおける復旧は「何となく?」ではなく、「しっかり」とした復旧に大きく進化いたします。
その概要について、まとめました。
状態が分からないドライブのデータ復旧をデータ復旧ソフトウェアで実施される場合、漠然とした不安があると思います。
このような不安は的中しがちゆえ、その対策(リスク管理)は必要です。特に、1.0TBを超えるドライブは、そう甘くはありません。
■ 本機能(不良セクタ危険予知)の有効化について
■ 不良セクタ危険予知の有効化について
リアルタイムに描写されるグラフを出しまして、わかり易くいたしました。
このダイアログはモードレスと呼ばれ、これを立ち上げた状態で別のウィンドウ・ダイアログを操作できます。
デフォルトでは無効としておりますので、これを有効にいたします。
下にあります「不良セクタ危険予知(ミリセカンド検査)設定」開き、中央をご選択、OKで閉じます。
不良セクタ危険予知を有効にいたしますと、自動的に有効となります。
不良セクタの危険回避処理および、不良セクタに当たった際、ヘッドの損傷が進む前に安定化処理を行います。
これにより、壊れかけのヘッド先端を長持ちさせ、復旧可能なデータ量を大きく上げる事が出来る新機能となりました。
■ ドライブ安定化制御が、不良セクタ危険予知と並行しながら、どのように働くのか
本機能の働きの概要について、簡単にご説明いたします。
なお、本ソフトウェアには壊れかけをエミュレートできる
「バーチャルセクタ」を搭載しております。
本番作業の前に、正常なドライブで本機能&バーチャルセクタをお試しいただき、その概要をお掴みください。
■ 安定化制御に関しましては、以下の3ステップで状態が遷移いたします。
これらを上手く使い分けて、危険な不良セクタを危険予知しつつ、壊れかけヘッドの安定化を行っております。
ドライブの状態が悪くレートが安定しておりません。
しかし、低い中でも「安定状態」を見つけ出し、スキャンが順調に進行している状況を示しております。
この変わった形が、安定化制御中を示しております。
スキャン間隔を飛び飛び(独自のアルゴリズム)に変更し、ヘッド先端を悪化させないように制御しつつ、データを集めていきます。
安定化制御を終えると、通常の「不良スキャン中」に戻ります。
「不良スキャン中」を正常に完了いたしますと、またはじめの「安定状態」の正常に戻ります。