■ SSDの構造とデータ復旧技術

複数のフラッシュメモリを一つのコントローラでまとめて制御しております。また、損傷した場所を解析後にその部分を生かしつつ復旧する方法が取られます。

書込回数の制限等が目立ちますがそれ以外の要因で故障するケースが多いです。複数のフラッシュメモリはストライピングの構造で制御されるため構成されるフラッシュのうち一つの動作がおかしくなっただけでもまともに動作できなくなります。
転送速度が大きく上下に振れ始めランダムアクセスが厳しくなりますのでそこでパソコンが起動不能となります。 このため、それを上手く抑え込む技術が必要でSSDを回復させつつセクタのイメージを取得する方法を採用いたしております。

次に、ファームウェアの損傷により動作不能となるケースです。一つのコントローラでまとめて制御する「プログラム」はファームウェアと呼ばれております。このファームウェア自身のバグ等で動作が停止しアクセス不能となる場合が多くございます。このような場合、外部からファームウェアの修復を試みるかファームウェア内蔵のチップごと交換してしまう手法を採用いたします。

■ 外部からの修復は状況次第

ファームウェアの修復自体が想定外となっているからです。このためチップごと交換いたしまして新しく投入されたファームウェアの自己修復を利用して復旧する方法を薦めております。