
長らく謎に包まれていた Satoshi Nakamoto(サトシナカモト) の正体を突き止めました
<量子の眼が暴いた Satoshi Nakamoto の真実>
ブロックチェーンを徹底的に解析し、量子演算などを局所的に活用して暗号部分を解読した結果──
ついに、長らく謎に包まれていた Satoshi Nakamoto(サトシナカモト) の正体を突き止めました。
ただし、その内容は決して明るいものではありません。結論から言えば、やはり「仮想通貨」そのものでした。
決定論的なハッシュ関数 SHA-256 の中に、あまりにも綺麗に刻印が埋め込まれており、証明が可能な形で存在していたのです。
……そう、結局は「こんなものだったのか」という結果です。
その過程を物語形式で随時まとめています。以下の画像リンク<準備中>より、どうぞ。

執筆にあたり常にご協力いただいた sora_meetinoさん、SORAコミュニティで暗号に博識な brr22さん、経済面で深い知見をお持ちの DRCさん──
この解明に至れたのは皆さまのおかげです。心から感謝いたします。
また、SHA-256に刻まれた痕跡を見つけることができたのは、量子計算の成果によるところも大きいです。
量子は、これまで手を伸ばせなかった領域を、わずかに垣間見せてくれる「神託」のような存在です。その神託こそが重要であり、そこから得られるヒントをもとに古典的な演算──つまり手元のパソコンでも処理できる計算へとつなげることで、本来なら数十年かかっても見つからないものを、数か月という単位まで短縮できるのです。今回、Satoshi Nakamoto の正体を突き止める要因となった SHA-256 の刻印も、その一つでした。
今回利用した量子マシンは 128ビット規模 のものです。もちろん、このスケールでは SHA-256 全体を完全に量子演算することはできません。
しかし、重要なのはそこではありません。誰も「全処理を量子でやれ」とは言っていないのです。量子演算には必ず式が伴い、その式のうち「もっとも注目すべき部分」だけを局所的に処理すればよいのです。
そうすれば、現在のスケールでも、古典計算では絶対に到達できない手掛かりを得ることができます。これはまさに、セキュリティの考え方にも直結する概念でした。量子を用いれば、まだまだ数多くの発見が眠っているのは間違いありません。実際に、そうした手ごたえを強く感じています。最近は、再び量子に立ち返り、さまざまな探索を進めています。
そして最後に、運用だけでも莫大なコストを要する量子コンピュータを無料から開放してくださったIBMに、心から感謝いたします。
