「各ファイル再構築(復旧データ一覧表示)」まで完了いたしましたら、最後はデータの書き出しです。
復旧を希望されるデータを選択(フォルダにチェック)いたしまして、黒丸部分の「>>復元実行」をクリックいたします。
復元ダイアログが起動いたします。
ファイルの書き出し過程でも、不良セクタ危険予知を利用可能です。
復元実行をクリックされる前に「>>不良セクタ危険予知モニタ」をクリックして立ち上げておきます。
※ このダイアログはモードレスと呼ばれ、これを立ち上げた状態で別のウィンドウ・ダイアログを操作できます。
「不良セクタはスキップする」と「上書きを許可」にチェックを入れ、「復元処理を開始」をクリックいたします。
完了を知らせるメッセージが出たら、完了です。データ復旧作業、お疲れ様でした。
□ ファイル復元ウィンドウの操作方法
● 1番は、チェックではなく、全ファイルを対象とすることができます。
ファイル数が莫大な場合、チェック操作にお時間を要する場合がございます。その場合、チェックではなくこのオプションを有効にします。
● 2番は、メタファイルを復旧対象から外します。
メタファイルは"Meta"フォルダに格納されるファイルで、ファイルシステムを動作させるためのデータとなります。
このため、このファイル自体が必要となるケースは少ないため、復旧対象から外しても特に問題ございません。
● 3番は、不良セクタについて、エラー訂正ではなくスキップするように指定します。
初回の復旧では、こちらのご指定を強くおすすめいたします。ドライブを保護するためです。
● 4番は、上書きを許可するかどうか、あらかじめオプションで指定します。
データ復旧中に上書きするかどうか伺う方式の場合、途中で復旧が停止してしまいます。
この復旧(ファイル書き出し)にはお時間を要しますので、常に監視している訳にはいきません。ここで先に指定してしまいます。
● 5番は、ファイル名が破損している場合、その部分を置き換える動作をオプションで指定します。
6番に「置き換え後の文字列」を指定いたします。これにより、途中で復旧処理が止まる事なく、最後まで復旧が実行されます。
● 7番、8番でデータの保管先を指定いたします。
こちらに復旧データが書き出されます。復旧対象がファイルシステムに圧縮されている場合は、展開された形で書き出されます。
● 9番は進行状況を示します。
全体に対する進行状況を表示します。
サイズが大きいファイルの場合、処理が止まっている感じが出ておりましたので、個別ファイルの進行状況を実装いたしました。
● 10番は、正常処理以外のログを記録いたします。
※ 特に問題ない場合は、何も記録されず順調に進行いたします。
※ 何かしらアクションが出た場合、その内容がここに記録されます。
※ インストール版では、サポート向けにこの動作ログがインストール先に自動保管(テキスト方式)されます。
● 11番は、強制終了を指示いたします。
※ ファイル単位で強制終了するため、サイズが大きいファイルの場合は、終了までお時間を要する場合がございます。
● 12番で処理を開始いたします。
※ 処理開始直後、探索処理開始のために「タイムラグ」がございます。そのままお待ちいただけたら幸いです。
● 13番でファイル復元処理を一時停止できます。
※ ファイル復元(ファイル書き出し)に関しましても、いつでも一時停止&再開することができる仕様となっております。
● 14番は、書き出されるフォルダの先頭部分を削り、パス長(ファイル名の長さ)を減らす事ができる機能です。
※ 長いファイル名の保管に効果を発揮いたします。
Windows標準のパス長が「260文字」という制限となっておりまして、この影響で書き出せない事があります。
※ このチェックを入れ、その下のコンボボックスで、その削るフォルダ数を指定いたします。