【データ復旧】データ復旧サービス 一般的な作業の概要
クリーンルーム作業 – データスキャン技術 – データ再構築技術

  1. ドライブに負担がないよう診断を実施いたします。
  2. スキャンが通常(レベル1~2・クラスタ)レベルで可能か判断いたします。
  3. 2の過程で不可判定:別の手法(セクタ単位レベル)を試します。
  4. 3の過程で不可判定:クリーンルーム作業を検討します。


  1. [少しでも最良な条件を作る]
    HDDに付着するホコリを除去いたします。
  2. [表面検査]
    トップカバーの開封に着手しプラッタ表面の状態を検査。(スキャンに応用します)
  3. [破損個所回収]
    正常動作を阻害する直接的な要因を全て取り除きます。(吸着したヘッド等)
  4. [剥離した磁性体除去]
    内部の汚れている個所(削られた磁性体)を除去しそれらを回収します。
  5. [内部部品交換]
    破損した部品を全て取り除き正常品から取り外したものと交換します。
  6. [最終チェック]
    全部品を再確認いたします。確認のちトップカバーを閉じで作業完了です。
  7. [ファームウェア修復]
    状況によってはファームウェア系統の修復を実施します。


安全にセクタのイメージを損傷したHDDから再構築作業用コンピュータへ転送します。損傷した媒体にはプラッタに不規則な傷が存在し、プラッタ自体にも障害を抱えている場合がありそれがヘッドクラッシュやヘッドの暴走を誘発するため詳細な計画を立てて一つ一つ作業を実施いたします。

ドライブの損傷度や状態の変動を読みながらスキャンするパターンを変えて作業いたします。

基本的な3つの動作とそのオプションとなります。2で複雑な処理ができますのでこの6種類だけでもそれなりに使えるものとなっております。

1、連続スキャン
指定された区間を連続してスキャン。指定なしの場合は0hより開始。
2、非連続スキャン
指定された区間を非連続でスキャン。非連続パターンとアドレス指定が最低限必須。それ以外にもオプションを付けて使います。
3、手動スキャン
ごく限られた微小区間を手動で確認しながらスキャンします。アドレス指定が必要。またオプションBを組み合わせます。
A、アドレス反転
指定された区間を逆さにスキャンする命令。
B、訂正不能セクタを00hで処理
どうしても読み取れないセクタは00hと読む命令。
C、スキャン中断
一定の条件を満たした場合スキャンを中断させる命令。

明らかに論理障害の場合、ウイルス活動による削除など機械的に破損していないと断定できる場合は1のみで十分です。機械的に破損していない場合でもイメージを取得してやり直しが利く方法で作業をしております。

この場合、最後のセクタから頭に向かって逆さ読みします。外周部に損傷を負い、ヘッドの余力が僅かで開封する直前の場合には非常に有効です。このような媒体を頭から読み込もうとすると最初の損傷部に当たってしまいヘッドクラッシュに発展する可能性が高いです。

逆さ読みでも最後はヘッドクラッシュする場合がありますが他の読み込める部分を既に取得していますのでデータ復旧は成功です。逆さ読みの場合でも、ファイルシステムを司る主要部分は先に回収いたします。

さらにヘッド退避(スキャン中断)を付け加えたパターンです。エラーの生じている区間に達した際に動作がすぐに停止する条件を加えます。これによりヘッドを保護しながら残った区間は3の手動スキャンで回収します。ヘッドの状態により工夫して使い分けております。

非連続スキャンとは指定された微小区間をゆっくりと積み重ねるイメージとなります。つまり非連続だけで処理をすると時間が必要となります。エラーのない場合で1GBあたり平均25分必要となります。(使用されているデータ量ではなく、全体の容量です)

エラーが存在する事を前提で非連続処理を行うのですからさらに時間は増していきます。そこで条件1により安全性の高い部分を連続スキャンで処理する事により高速化を実現しております。

ところで非連続の場合はエラー部分(すなわち、損傷ヘッドに壊された区間)をスキャンしますので損傷度合いが大きいと判断できている場合はヘッドを保護するようオプションCを添えます。

ただしこのオプションCの条件により動作が何度も停止してしまうようでは全く使い物になりませんのでオプションCをある程度相殺するオプションFを添えます。

オプションFとは漠然とした機能ですなわち白黒はっきりさせるようなものではなくメーカや型番・状態などの条件を加えて上手く使い分ける必要があります。

データというものは、その中身と管理部分が分かれております。つまり中身部分をスキャンしただけではファイル名やディレクトリ構造が得られず復旧されるファイルは全てバラバラの状態で摘出されファイル名すら失ってしまう事になります。

確かにファイル自体は生きておりますのでデータ損失にはなりませんが再度リネーム・ディレクトリ構築を行わないと運用できない為、非常に不便な結果を招いてしまいます。

そこで、登場致しますのがオプションG~Jとなります。各ファイルシステム専用となります。これは当然で、ファイルシステムにより重要な部分が変わる為です。また、使われていた容量や希望される容量が分かりますと精度が上昇致しますのでお申込書に「復旧希望の容量」という項目がございます。ただしこれらオプションは必ず必要という訳ではなく媒体の状態に応じて使い分けております。

上2つの組み合わせです。

非連続のみで処理する必要があるパターンもあります。弊社にてプラッタ重度障害の診断結果またはプラッタ障害などの診断結果で敬遠されがちな物件を扱う際に使用致します。とにかく時間を必要とする為、コスト的なものから敬遠される場合もあると思いますが弊社では復旧可能性がある限りは、時間が必要となる旨をお伝えし了解を得次第長期お預かりしてデータ復旧を実施しております。

地道に非連続で処理しオプションDによりスキャン続行Fにより動作を安定させます。数日で完了可能な作業ではなく、状態によっては4GBを救い出すのに2ヶ月要した例もございます。しかしその4GBが2度と撮影できないお写真と作業前に伺っておりましたのでお客様にはご満足頂け、こちらと致しましても嬉しい限りです。

今回のように非連続スキャンのみで処置を行う場合は別の技術を併用して復旧を実施します。
>>Data_Platter&Investigation技術

ハードウェア高性能化に伴いWindows版を作成いたしました。

セクタレベルのスキャンですのでOSに関係なく利用でき保守性も上がりました。FromHDDtoSSDは本Windows版の副産物となります。実際に復旧で利用する強力なスキャンが一部有効となっております。操作方法はシンプルを鉄則といたしておりますので簡単にご利用いただけると思います。

読み込み中に「ガリガリ」と異音が発生、起動に至らなくなる障害を確認いたしましてデータスキャンいたしました。読み込むほど転送レートが落ちており再試行回数などが上昇いたしております。

データスキャン作業にて得られたセクタのイメージからデータを導く作業となります。

論理障害を起こしている場合は、破損したファイルシステムを再構築する作業が必要となります。物理障害の場合は、不良セクタによる損失がファイルシステムにどの程度の影響を与えたか考慮しつつ再構築を行います。万一ここで結果が良くない場合はデータスキャン作業に戻りまして手動にて損失個所を再試行しております。



データスキャンを確実に行いますと再構築をする必要もないまま データを復旧できる場合も多いです。矛盾した部分を含む場合などはそれを取り除くのではなくそれ以外の場所からデータを再構築して復旧します。時間を要する場合も少なからずありますがデータスキャン作業により安全な場所にセクタのイメージが転送済ですので、何度でもやり直しができます。

失敗が許されないデータスキャン作業に比べれば難易度は遥かに低いと言えます。

データ再構築作業にて得られたデータを移転する作業です。データ整合性検査を挟みデータが問題ない点を確認しながら移転を行っております。

データ移転先にDVD(現在はUSBフラッシュメモリ)をご指定いただいた場合ディレクトリ構造(フォルダ構造)を壊さないようにデータを分けて納品します。データ整合性検査がコピーに包含されております。



これで基本的なデータ復旧作業を完結いたします。基本的なデータ復旧以外にも必要となる復旧作業を紹介いたします。暗号化されているデータの復号・故障する直前の環境を復旧するパソコン修理作業がございます。

暗号化されたファイルを復旧する場合に必要です。今では暗号タイプを自動的に検知し復号処理できます。



暗号化とはファイル自体を別なものに置き換えてデータを保護する技術です。そこで復号技術によりこれらファイルを復号することで元の状態に復帰させます。パーティションまたはドライブ単位の場合は先にイメージ再構築作業を実施します。

復号いたしました各ファイルの整合性を全検査いたします。復号作業が成功したかどうかは全ファイルを検査いたします。コンピュータによる自動検査です。

整合性に問題ないと判断できた場合データを移転いたします。しっかりと復号されたファイルを納品するためのデータ移転作業です。こちらは純粋なコピー作業となります。

パソコンが故障する直前の環境を綺麗に復活させます。これには復旧したデータの他、ブート情報・領域情報・色々と細かな処置が必要です。それら要素をまとめて再構築することでそのイメージを生成する作業となります。



このようなデータ(イメージ)を生成いたします。これはセクタイメージと呼ばれ内部にはお客さまの復旧データが詰まっております。これを新品ドライブに丸ごと転送すると起動できる環境が蘇ります。

イメージを新しいHDD/SSDへ転送することでパソコンを復活させる前の準備を整えます。着実な検査を必ず実行いたしまして確実な動作を約束いたします。

イメージが転送された新品HDD/SSD/NVMeをパソコンへ取り付ける作業を実施のち電源を投入し元々の環境を起動させ動作に問題がないことを確認いたします。