◇ HDDに対する検査は、v1時代の従来からある「セクタレベルの検査(完全スキャン)」で十分です。完全スキャンで得た結果(この集合に、完全スキャン→統計スキャンへ同一視可能とする位相を組み込んだ空間)を、 統計スキャンへマッピングします。その結果と、統計スキャンによる結果が一致するのなら、 HDDという条件下では「完全スキャン」と「統計スキャン」は同相とみなせる、 すなわち「完全スキャンで十分」という結論に至ります。

ハードディスクは従来からある完全スキャン(v1, v2)で問題ございません。そのため、ハードディスクに「統計スキャン」をかけようとすると「必要ない」と出ます。

統計スキャンから生じる各結果が定数に収まると……それは完全スキャンに一致します。イメージ的には、動き回る統計スキャンの結果が端から端まで収束している(いたるところで動かずに一つに定まっている状態)場合、 それは完全スキャンの結果になっている……、です。

↑ 完全スキャン (v1時代からある、全セクタを呼び出す検査です)

↑ 統計スキャン (完全スキャンの結果→統計スキャンに反映[同一視])
※ 0%から79%の範囲が、完全スキャンから同一視されたものです。
HDDの場合は、同一視された区間についても、下にある検査精度が上がっております。

↑ 先頭から統計スキャン (v3より搭載 全区間を実施)
※ 当然ながら、統計スキャンでも問題ございません。でも、完全スキャンで十分です。