

まだやっていない実験があった
HDDの内部は真空ではなく、空気またはヘリウムです。
そこで空気タイプの場合は、気圧差を吸収するためのホール(穴)が存在します。
このホールは、ふさいではならないのですが……。もしふさいだら、どうなるのか。
予想としては、ヘッドクラッシュ等の重大な故障につながりそうですが、果たしてどうなるのか。
ハードディスクの検査に対しては「完全スキャン」機能のみで問題ありません
統計スキャンを選択しようとした場合には、
システムより「統計スキャンは必要ありません」というご案内が出ます。
なぜHDDには統計スキャンが不要?
統計スキャンは、SSD/NVMeに特有の「即時型不良セクタ」や統計的に振る舞いが変化する領域を対象とした次世代検査機構です。
一方、HDDではすでに「完全スキャン」がセクタ単位の実動作確認で確実に捉えるため、追加の統計的分析を行う必要がありません。
つまり、完全スキャンを拡張した検査が統計スキャンです。
拡張せずに検査が可能なら、HDDは該当するため、完全スキャンで十分と言い切れるのです。
両者の関係性について
以下の図式で、HDDにおける完全スキャンと統計スキャンの関係をイメージです。
完全スキャン(v1から継続。全セクタを物理読み出しで検査)統計スキャン(v3より搭載。未来予測型)
└─ 完全スキャンの結果を参照・同一視
【0%〜79%】:完全スキャンと統計スキャンの結果が一致している区間
【解析精度】:HDDでも一致区間において精度が最大値に達している
結論:HDDの場合は、統計スキャンの結果が「完全スキャンと同等」になる
本来動きのある分布や変動を観測する機能について、
HDDではそれが全区間において定数に収束しているため完全スキャンと「同一視」できます。


- HDDでは完全スキャンのみで異常セクタの検出や性能劣化の把握が可能です。
- 統計スキャンを実行しても結果が完全スキャンに一致。あえて実行する必要はありません。
- 統計スキャンは主にSSD/NVMe環境での不安定動作検知や将来の障害予測にご活用ください。
補足:HDDに対して統計スキャンの実施自体は可能
統計スキャンを実行すること自体は可能です。
時間はかかりますが、完全スキャンと同じ結果が得られる点をご確認いただくことができます。
