
SORA FromHDDtoSSD v2 v3
不良セクタシミュレーション
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不良セクタシミュレーション機能
〜 未来のセクタ状態を先取り予測 〜
本機能は、HDDを対象に各セクタの「約3ヶ月後~半年後」の状態を予測する、高度なシミュレーション機能です。将来的に不良セクタ化するリスクの高い領域を事前に特定し、ドライブ交換やデータ移行などの早期対策を促す目的で搭載されています。
本機能はHDD専用です。SSD/NVMeでは記録方式が異なるため、別機構「統計スキャン」をご利用ください。
操作手順

- メニューより「完全・詳細スキャン設定」を開きます。
- 1番:「不良セクタシミュレーション」を選択してください。
スキャンの実行:

- 4番:対象ドライブを選択します(左端のチェックボックスをONにしてください)。
複数のドライブを同時に選択することで、並列スキャンも可能です。 - 2番:スキャンを開始します。
表示内容と解説

- 現在の不良セクタ状況(上段)
現在のセクタ状態を表示。完全スキャンの結果と一致します。 - 将来予測(下段)
約3ヵ月〜半年後に不良化する可能性があるセクタを予測表示します。現在は正常でも、ここに赤く表示された場合は早急なバックアップやドライブ交換を推奨いたします。 - 解析ゲージ(右側)
スキャン精度やセクタの連続性を評価します。ゲージが高いほど安定傾向を示します。
補足情報
- 強制終了ボタン(1番)により、任意のタイミングでスキャンを中断することも可能です。
※中断された場合でもレジューム(再開)機能に対応しています。 - 本シミュレーションは、通常の完全スキャンとは異なる未来予測です。予測精度はビッグデータや統計モデルを用いて導き出されています。