【ドライブ検査: 統計スキャン】
SORA FromHDDtoSSD v3
統計スキャン 操作方法

FromHDDtoSSD v3では、SSD/NVMe特有の「即時型不良セクタ」に対応するため、統計処理をブロックチェーン上で行う次世代型の統計スキャン機能を実装しております。

SSD/NVMeに特有の「即時型不良セクタ」とは、現時点では正常に振る舞っていても、数分〜数時間以内に突発的に不良化するセクタを指します。このような挙動はHDDには存在せず、従来の検査手法では検出困難です。

以下の手順に沿って、ブロックチェーンネットワークを活用した高度なスキャン機能をご利用いただけます。



  • アプリケーション起動後、自動的にブロックチェーンの最新状態と同期されます
  • 数秒〜数十秒程度お待ちください。同期状況はステータス表示にて確認可能です


  • 統計スキャン実行には、0.03〜0.04 SORA(ネットワーク手数料)が必要です
  • ウォレット残高が不足している場合は、あらかじめチャージしてください



  • 画面右下の「ウォレット領域」にあるパスフレーズ入力欄にご自身のパスフレーズを入力します
  • 「ロック解除」ボタンを押してウォレットを開きます
  1. メニューより「完全・詳細スキャン設定」を開きます
  2. 左下にある「統計スキャンの実行」をクリックします
  3. 対象のドライブを選択
  4. 一番上のボタン(完全スキャンと共通)をクリックして統計スキャンを実行


  • スキャン中、ブロックチェーンに蓄積された統計データを参照しつつリアルタイム解析が行われます。
  • 画面下部にある「解析精度グラフ」が十分に上昇し、オールグリーンとなれば、ドライブは正常と判断可能です。


  • 右タブの「警告メッセージ」欄にワーニングが一つも表示されていないことをご確認ください。
  • 以下の2点が揃っていれば「正常」と判定できます
判定基準内容
① 解析精度十分に高く安定(グリーンゾーン)
② 警告メッセージワーニング表示がゼロ



  • 解析精度グラフが底を這うように低迷している場合は、たとえワーニングが出ていなくてもドライブの寿命が近い状態とみなされます。
  • 重要データの運用中であれば、早期のドライブ交換を推奨いたします。

FromHDDtoSSD v3のブロックチェーン版統計スキャンは、「まだ壊れていないが、間もなく壊れる」セクタの兆候を解析する革新的機能です。クラウドやローカルログに依存せず、ネットワーク全体の分散知見をリアルタイムに利用して、高精度なスキャン結果を提供します。