物理障害ドライブをクリーンな環境で分解修理作業

[1] ヘッドクラッシュ(ヘッド系統の損傷)

回転により起こる風圧で、ヘッド先端を僅かに浮かして稼動させております。なにかの拍子でディスク表面と衝突いたしますと、画像のような傷を負いまして、動作不能になります。

[2] プラッタ歪み

読み込めなくなる原因が、ヘッド一式とは限りません。データを保持する側(プラッタ)に異常が生じた場合でも同様なことが起きます。一般的に、こちらの障害のほうが、ヘッド系統の損傷よりも厄介です。誤差は非常に小さいため、肉眼ではわかりません。歪みの度合いはスキャン系統のグラフで判断しますので、データスキャン作業に持ち越しいたします。以下右側にある画像が、転送レートで、グラフの乱れ方が「その影響」となります。

[3] モータ焼け

モータの軸受が焼けて、回転できなくなる障害です。
※ かろうじてモータが回転する場合と一切回転しない場合にわかれております。