■ アドバンストデータ復旧機能 領域解析(クラスタスキャン)
※ 領域情報自体を消失、または誤フォーマット等から、データを復旧する事ができます。
※ 全クラスタ(セクタ)を解析いたしますので、その処理には数日を要する事が珍しくなく、今ではほぼ使いません。
※ データ復旧ソフトで数十時間かかった・・。この手の話は、間違いなくこの機能です。
本機能は、サポート,リカバリ,プロエディションで対応いたします。[>> ライセンスについて]
メニュー「完全・詳細スキャン設定」より、アドバンストデータ復旧を選択いたします。
別ウィンドウとして復旧機能が立ち上がります。データを復旧するための機能を投入しております。
「元通り復旧」説明内にて、「ノードよりディレクトリ構造解析を選択」の部分を「領域解析」に読み替えますと、本機能が起動いたします。
名前の通り、こちらはディレクトリ(フォルダ)ではなく領域(パーティション)に対して解析が作用いたします。
[>> 元通り復旧]
● 1番は、解析する場所を表しております。つまり、領域解析を指定された場所を示します。
※ ドライブまたは領域に対して解析できます。そして、その場所がここに入ります。
● 2番は、解析範囲を指定するスライダーとなっております。
※ 解析される範囲を指定いたしまして、領域解析の範囲を絞る事ができます。
● 3番は、領域解析を行うファイルシステムの指定です。解析したいファイルシステムにチェックを入れます。
※ 今後、解析可能なファイルシステムを大幅に拡張いたします。なにとぞ、よろしくお願いいたします。
● 4番は、拡張子別にデータを復旧する場合の、その拡張子を指定する場所となっております。
※ ファイルシステム単位で復旧する技術以外に、領域解析と同時にデータの部分のみを取り出す技術がございます。
こちらでは、そのデータの部分のみを取り出す作業を、領域解析と並列して処理するようになっております。
※ 左側にあるチェックを入れますと、有効となります。
※ 5番、6番のボタンで全選択、全解除に対応いたしております。
※ なお、この復旧では断片化されたファイルを復旧できないため、非推薦となっております。
● 7番は、選択された行を一番下まで移動いたします。
※ 移動可能な行は、自分で登録された拡張子に限ります。
※ 既に登録されております拡張子は、移動・削除等には対応いたしておりません。
● 8番は、自分で登録いたしました行を削除いたします。
※ 自分で登録いたしました分に限り、削除に対応いたしております。
※ 既に登録されております拡張子は、移動・削除等には対応いたしておりません。
● 9番・10番・11番・12番で登録後、13番のボタンで追加いたします。
※ 拡張子別復旧は、各ファイルが持つ特徴的なシグネチャを利用して復旧いたします。
このため、そのシグネチャとオフセットを登録いたしますと、自分で任意のファイルを追加する事ができます。
上級者様向けの機能となっております。なお、デフォルトの方でさらに追加いたします。
※ その下に最大サイズを指定する空欄がございます。通常は、空欄のままでお願いいたします。
理由といたしましては、拡張子別復旧では断片化が処理できないため、サイズが大きい場合は復旧できないためです。
● 14番で領域解析を開始いたします。
※ 領域解析を開始と同時に、設定内容が保管されます。
● 15番で領域処理をキャンセルできます。
※ キャンセルの場合は、何もせずに処理をメインウィンドウへ戻します。
● 16番にて、領域解析を素早く抜けて別の手法へ委ねる事ができる「クイック解析」を有効にできます。
※ ビッグデータ解析と一緒に利用する機能で、この時間を要する「領域解析」を10秒以下に短縮いたします。
※ このオプションの使い方は、復旧機能活用テクニックにて、詳しくご案内いたします。
※ 領域解析は全セクタスキャンの性質を持つため、壊れかけドライブには良くありません。これを改善された別機能へ渡す事が重要です。
完了後、領域ノードが多数出てきます。
精度が高いノード(以下参照)をご選択いただき、「ディレクトリ構造解析」を実施します。
「領域解析による解析情報が存在いたします。……」というメッセージが聞かれますので、「はい」をクリックいたします。
□ 領域ノードの精度について
はじめから出ている領域ノードとは別に、領域解析後に出てくる領域ノードがございます。
こちらは、解析の曖昧さから精度が異なっておりますので、それを示すヘッダ調査が埋め込まれております。
はじめから存在する領域ノード |
ドライブに存在する領域情報を表示しております。 |
領域解析後、出てくるノード |
領域解析後に、解析情報を積んでいるノードとなります。ヘッダ調査により、精度が判定されております。 |
以下、領域解析後、出てくるノードの見方となります。
LBAは開始位置(絶対セクタ)、最後の「~」は、この場所から始まっている事を示します。
□ 各ノードの見方をご説明いたします。
LBAは開始位置(絶対セクタ)、最後の「~」は、この場所から始まっている事を示します。
領域のシグネチャ(ヘッダ)がRNTFS、MSDOSなどであれば、その部分が領域開始位置(BPB)となります。
ツリービューを操作し、復旧候補となった各ファイルの中身を見ます。
※ Rootフォルダが、今回ターゲットとなる削除ファイル・フォルダの内容となります。
※ エクスプローラと同じ操作感を採用しておりますので、直感でご利用いただけると思います。