IUEC データ復旧サービス HDD: 物理障害向けクリーンルーム修理作業

ヘッドクラッシュ・モータ焼け・プラッタ歪みにて認識不能になった場合、内部を一時修理する必要が生じます。

このような状況から復旧できるデータ復旧技術も研究が進んでおり、問題なく対応する事ができます。

このとき、クラス100クリーンルームを利用するデータ復旧を実施しております。ハードディスクの内部はクリーンに保つ必要性があり、開封するにも特別な場所で行う必要がございます。

前の業界よりお付き合いがあります株式会社トクホウ様(埼玉県川口市)のクリーンルームをお借りし、データ復旧作業に当たっております。

まず、上の画像の右側にご着目ください。「WWW.IUEC.CO.JP」という紙が貼ってあります。これが、弊社にて撮影された証です。

次に、クリーンルーム作業以外の要素も大切です。ドライブに対するホコリは非常に大敵です。

ここで、ホコリが入り込んでもディスクの回転で吹き飛ぶだろうという憶測が多い傾向にございますが、粘性が高いホコリはわずか一つで致命傷となるため、多少はホコリが入り込んでも大丈夫というものではございません。

そこで、右端にあるエアシャワーです。クリーンルーム作業着手前に、必ずエアシャワーでホコリを落とします。特に、粘性のあるホコリがプラッタに付着すると致命傷になりますので、十分に注意しております。その場所でヘッド先端が跳ね返されて先端にあるスライダと呼ばれる部品が吹き飛んでしまい、その瞬間に動作不能となるためです。

以下の画像は、復旧業界内で手強いとされるWesternDigital製ハードディスクです。その手強い理由は「片面落ち」が存在するからです。

これは、プラッタの全面が使われておらず一部のプラッタが無効とされており、その無効化された面のヘッドが外されており、同じ状態となっている内蔵ヘッドのドナー部品をより多く集める必要があるためです。

このような片面落ちが確認されているドライブについては、より優先的にドナーのドライブを集めております。