磁気ヘッドマップ作成および磁気ヘッド切り替えについて

ホームデータ復旧サービス磁気ヘッドマップ作成および磁気ヘッド切り替えについて
[Next: パソコンが起動しない状況]

まず、ドライブを操作する「コマンド」には三種類が存在

ATAコマンド、PCI-Expressコマンド、工場内コマンドの三種類が存在いたします。
ATAコマンド、PCI-Expressコマンドは、ドライブ情報取得から読み書き、S.M.A.R.T.の取得に活用します。
いわゆるドライブを認識させて動作させるコマンド郡です。
それに対し、さらに「工場内コマンド」があります。
こちらは、ドライブの端子の脇にあるピンなどからコンソールで処理する対応となります。
いわゆる製造時に使用するユーザ側には解放されていない工場内のコマンドとなります。
そして、そのうちの一つに「磁気ヘッドマップ作成および磁気ヘッド切り替え」がございます。

[工場内コマンドによる操作] 磁気ヘッドマップ作成および磁気ヘッド切り替えについて

このようなデータの変形は「不可逆性」です。
一度の操作ミスで、すべてのデータが失われます。
工場内でのみ利用しますから、
戻す操作や確認が「一切ありません」。

この「磁気ヘッドマップ作成および磁気ヘッド切り替え」の操作で、データは復旧するのでしょうか?

いいえ。復旧いたしません。
そのため、この状況から再復旧をご依頼いただく場合、影響が出なかったエリアからの復旧になります。
※ ご参考:データ復旧成功事例

「磁気ヘッドマップ作成および磁気ヘッド切り替え」とは?

以下のような噂……を耳にしたことがあると思います。
このドライブは2プラッタ(ディスク)構成なのに、2プラッタ(ディスク)分の容量がない。
この仕組みは事実です。
プラッタ(ディスク)の片面が使えないものを集め、
「磁気ヘッドマップ作成および磁気ヘッド切り替え」を行い、そのような構成にしています。
片面使用不可だけで廃棄では、コスト面で大いに不利となりますので、いわゆる「工夫」
です。

それって「磁気ヘッドマップ作成および磁気ヘッド切り替え」は、データ復旧とは無関係ですね?

はい、そうなります。
ハードディスクは、複数のヘッドを同時に動かし、筒状の各ディスクにアクセスいたします。
例として「2プラッタ(ディスク) 4ヘッド 1000GB」のドライブについて考えてみましょう。
表裏を使いますので、4ヘッドの場合は、それらを挟む形で2プラッタです。
ここで、このドライブの一部に不良が発生して、「裏」が使えないディスクが出てきました。
ディスクに、わずかでも不良がある場合は使えません。
そこで、ヘッドを切り替え、裏にアクセスしないように切り替えを実行します。
容量は減少して750GB(25%の減少)となりますが、ドライブとしては正常となります。
これが、「磁気ヘッドマップ作成および磁気ヘッド切り替え」の全貌です。

ヘッドが損傷したら「交換」以外に手立てはありません

破損したヘッド一式は、必ず、交換する必要がございます。
「磁気ヘッドマップ作成および磁気ヘッド切り替え」では、復旧できません。さらに壊すだけです。

早い段階での交換処置が望ましいです

とにかく、早い段階での交換処置が望ましいです。
すぐにヘッド一式交換による対処法で助かるものが、
この変形状態のまま、高速に回転するディスクの上に乗せられる状態が続きます。

黒い線状の大きな傷を表面に付けてしまい、そこから粉が飛び散って復旧不能となる危険があります。