磁気ヘッドマップの切り替え

読み書きとは別に工場内のコマンドがあります。そちらはドライブの端子の脇にあるピンなどからコンソールで処理する対応で製造時に使用するユーザ側のコマンドとは大きく異なります。

そしてそのうちの一つに磁気ヘッドマップ作成および磁気ヘッド切り替えがあります。

このようなデータの変形は「不可逆性」です。一度の操作ミスですべてのデータが失われます。工場内でのみ利用に限る特殊なコマンド群ゆえに戻す操作や確認は一切なく、非常にシビアです。

まず、復旧は難しいです。プラッタの使用領域に対する重要な変更がこの操作になります。つまりこの操作が行われたドライブはその使用領域にあるデータがすべて失われます。

破損したヘッド一式は交換する必要があります。「磁気ヘッドマップ作成および磁気ヘッド切り替え」では復旧は難しいです。