SORA-QAI FromHDDtoSSD 統計スキャン
ドライブ検査 – 商用ライセンス版
専用のUSBメモリを活用
SSD/NVMeで「ある特定の振る舞いをする不良セクタ」が確認された場合、状態の確定ができないため、いったん「i-sector」と置きます。このときは一時的に黄色区分に分類されます。
まず一つでも緑以外が発生した場合は「故障」です。正常なSSD/NVMeとして扱うことはできません。緑以外が発生した場合を考えてみます。中身がシステムだけでその用途限定のご利用ならばi-sectorが存在しても利用可能です。
このように状況に応じて見方が変化する「i-sector」を指標として解析要素に加えることで、SSD/NVMeに対するドライブ検査を実現しております。
商用利用版「統計スキャン」 操作方法
まず、弊社よりご提供しております商用利用版が収められた「NFT_SmartEdition – FromHDDtoSSD – USBメモリ」を検査対象パソコンに挿します。
そのUSBを開き、一番下にございますショートカットをダブルクリックいたします。これは、上の二つのフォルダに全データを収め、USBメモリ内で完結するインストール不要版です。よって、検査対象のパソコンにレジストリを含め1バイトすら書き込むことはありません。
さらに、このUSBメモリは「書き込み禁止設定」となっており、機密保持に触れずにお客様のパソコンを検査することができるように商用利用を前提とした設計が行われております。
次に、右下のウィンドウからロックを解除いたします。
上の部分にお渡しいたしました「パスフレーズ」をご入力ください。そして「to stake SORA」で解除されます。この操作だけで、組み込まれておりますNFT_SmartEditionが作用して有効になります。
「完全・詳細スキャン設定」から左下にある統計スキャンにチェックを入れ、OKで抜けます。これで完全スキャンが統計スキャンモードになります。
ドライブをご選択後一番上のボタン(完全スキャンの場所)をクリックいたします。
ブロックチェーンに積まれた統計情報を基に、統計スキャンを開始いたします。
下の解析精度が十分に上がっておりオールグリーンであればOKです。
さらに、右タブにございます「警告メッセージ」にワーニングが一つもない点もご確認ください。その二点から素早くドライブの正常性を判断することが可能となっております。
以下のように下の解析精度が上がらないまま底を這う場合、寿命が近いことを示しております。右タブにございます「警告メッセージ」にワーニングが一つもない場合でも、下の解析精度が優先されます。
つまり、不良セクタは現地点では生じていないが、近い時期に発生する可能性が高まっていると判断され、もしこのSSDが修理対象ならば「交換」が必要です。