バックアップ

ハードディスクについては、壊れやすい時期があります。それを見計らい、データをバックアップする事により損失を避ける手法が有効です。

ドライブのS.M.A.R.T.が正常値を示した状態のまま故障する方が圧倒的に多いため、これを指標としては使えません。S.M.A.R.T.が正常でも楽観的にはならず、バックアップする事が何よりも大切です。

各ファイルの場所

マイドキュメント・デスクトップの場所

マイドキュメントのデータ群 マイピクチャやお気に入りなどがこの階層に存在します。

Windows Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10 / 11:
C Drive → Users → (Username) → Documents, Pictures, AppData
Windows 2000 / XP:
C Drive → Documents and Settings → (Username) → MyDocuments
Windows 95 / 98/ 98SE / Me:
C Drive → MyDocuments
Windows Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10 / 11
Cドライブ → Users → (ユーザ名) → ドキュメント, ピクチャ, AppData
Windows 2000 / XP
Cドライブ → Documents and Settings → (ユーザ名) → MyDocuments
Windows 95 / 98/ 98SE / Me
Cドライブ → MyDocuments

デスクトップのデータ群について

Windows Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10 / 11:
C Drive → Users → (Username) → Desktop
Windows 2000 / XP:
C Drive → Documents and Settings → (Username) → Desktop
Windows 95 / 98/ 98SE / Me:
C Drive → Windows → Desktop
Windows Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10 / 11
Cドライブ → Users → (ユーザ名) → Desktop
Windows 2000 / XP
Cドライブ → Documents and Settings → (ユーザ名) → Desktop
Windows 95 / 98/ 98SE / Me
Cドライブ → Windows → デスクトップ

HDD/SSD/NVMeが壊れやすい状況になる状況

1,HDD電源投入/切断の際の振動

電源投入&切断は最も壊れやすい状態となります。モータの回転上昇中は消費電力が大きいため電力不足は致命的です。回転始動が不安定となり、何度も再試行します。

2,衝撃

立てた状態から倒しただけで故障する場合があります。ただ近年のドライブはヘッドアンロードが主流となったため、静止状態であれば倒したくらいでは問題ありません。なおSSDは衝撃に強く、連続した強い衝撃でなければ故障せず動作します。

3,HDD/SSD/NVMe アクセス中の電源切断

不良セクタやヘッドクラッシュ・ファームウェア破損(SSD/NVMeも注意)の原因となります。緊急時以外は絶対に行ってはなりません。

4,HDD/SSD/NVMe 静電気

火花が散るほどの静電気を帯びた手で電子制御基板に直接触れれば損傷に直結いたします。

5,HDD/SSD/NVMe 熱

精密機器には大敵となる熱です。冷却する事で寿命を延ばす事が可能となります。冷却するためのファンも消耗品ですので定期的な交換を要します。

6,HDD/SSD/NVMe 湿気

水分は大敵となります。HDDの場合はホールから内部に入り込むとプラッタ系統にダメージがあります。そのため内部にシリカゲル等の除湿剤がある機種もあります。ヘリウム充填のドライブはそのようなホールがないので安心です。完全に密閉されております。

7,HDD 気圧の変動

台風などによる大きな低気圧による影響は大きいです。密閉されていると思われがちですが、必ずホールが存在し空気を出し入れしております。ヘリウム密閉型のドライブはそのようなホールがないのでこの変動の影響を受けません。

8,HDD/SSD/NVMe 電力不足

電源容量を越える機器の接続、電源コネクタとの接触の悪さなどにより、思うように電力供給されないケースでは、物理的な障害に繋がる危険性が生じます。例として、スピンアップが再試行されたりヘッドの動きが異常になったりする現象が起きます。それだけなら良いのですが磁性体が破壊され、データを損失する事にも直結いたします。これらは安価な電源や外付ケースなどに多く、知らない内に起こる怖い障害で油断できません。

最適なバックアップの時期

夏場の高温多湿は最悪な環境です。クーラなどで室温調整されている場合は良いのですが、外出中などに長時間を要す処理をさせたまま放置するのは危険です。HDD冷却を必ず追加いたします。スピンドルモータの底部分を冷却いたしますと効果的です。また梅雨の時期は常時危険信号が点灯しています。この時期へ突入する前には一旦、完全バックアップを心掛けましょう。目安は4月下旬~5月上旬となりますのでゴールデンウィーク中に行うのが理想です。常時更新されるデータにつきましては、日頃のバックアップがとても大切です。

電源投入回数を減らす方法

スピンアップの回数を極力減らし電源を投入したまま運用する手法です。スピンアップ/スピンダウンなどの高い負荷を避ける点や冷却を併用する事により温度の変動を最小値に保てるメリットがあります。モータの消耗が心配されますが他部品の寿命と比べても大変長持ちいたします。また一定の回転数となりますので軸受を保護できれば最善となります。軸受を保護するにはモータの底を冷却いたします。

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色々な変動や故障要因を自動的に計算して監視するストレージ故障予測を開発いたしました。

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