オークションサイトなどで、SDカード、SSD、USBフラッシュメモリに関する注意喚起が見られるようになっています。

これらのフラッシュメモリ製品を購入した場合は、本当に問題なく使用できる状態なのか、必ず検査することをおすすめいたします。

フラッシュメモリ系のストレージは、内部に使われているNANDフラッシュの品質によって、性能や寿命が大きく変わります。
しかし、そのフラッシュメモリが新品なのか、使い古されたものなのか、検査落ち品なのか、外観だけで判断することはできません。
見た目は新品のように見えても、内部に粗悪なフラッシュメモリが使われている場合や、状態の悪い部品が組み込まれている可能性があります。

そのため、近年では、箱がシールで封印されたリテール品の信頼性が重視されるようになっています。
今回のような注意喚起も、そのような背景から出てきているものと考えられます。

とにかく、購入したらまず検査です。
FromHDDtoSSDの完全スキャンを行うことで、不良セクタや読み取り不良の有無を確認できます。
さらに念入りに確認したい場合は、統計スキャンや動作安定度の確認も有効です。

仮に、使い古された粗悪品や、検査落ちのフラッシュメモリが組み込まれていた場合、不良セクタとして明確に表面化していなくても、動作安定度や統計スキャンの結果に異常が現れることがあります。

なぜなら、本来出るはずの性能が出ないからです。

読み取り速度や書き込み速度のばらつき、応答時間の乱れ、性能の乖離などを見ることで、外観だけでは分からない内部状態を確認できる場合があります。

SDカード、USBメモリ、SSDは、手軽に購入できる一方で、内部品質の差が非常に大きいストレージです。

特に、重要なデータを保存する用途では、購入直後の検査が非常に重要になります。
購入後の初期確認や、使用前の安全確認にぜひご活用ください。

磁性体の乱れ・ヘッド障害・不良セクタなど多岐に渡る障害が考えられます。その他少数ですが電子制御基板の損傷もございます。

不良セクタに関しましては不良セクタに関する考察をご参考ください。またモータ軸受の焼き付きによる物理障害など回転部の焼き付きなどもありました。

また、気圧の変化によりドライブ内部に空気が入り込む(フィルター劣化により不純物が入り込む)ことによる故障もよくあります。

なぜならドライブにはその変化に対応するための空気の穴が設けられております。ちなみに密閉型のヘリウム充填型ドライブではこの心配は取り除かれました。

ファームウェアのバグ: コンテナ破損により処理不能となる場合です。容量自体が化けます。フラッシュ制御チップの損傷: 制御チップの反応が得られなくなる障害となります。またセクタの状態が未確定: タイムアウトでデータが取り出せなくなる障害です。

Case1: Windows

1, ファイル数が多い(容量の半分を超える)場合は、NTFSの運用をおすすめいたします。
断片化の管理に「テーブル方式」が採用される「FAT」や「exFAT」ではそのシステムに不安な面が出てきます。

2, チェックディスクについて
この機能は「ファイルシステムの修復が優先」されデータは救出対象となっておりません。このため先にデータの復旧を優先してください。

Case2: OSX

1, 不正終了した際は、Disk First Aidで修復します。
※ エラーが累積され突発的にマウントしなくなるのを防ぎます。このようなエラーへの対処として定期的な実行が重要となります。

2,ドキュメントやデスクトップに加えルート(第一階層)を活用する。
※ フォルダ階層が深いとデータ復旧の結果が大きく分散いたします。

Case3: Linux / UNIX

定期的に各ドライブの検査とバックアップを実施します。
※ tar zcvfで固めてしまうのが最も効率が良いバックアップです。