
Seagate製ドライブ
数万時間使い込まれたお古が、
S.M.A.R.T.をリセットされ使用時間が0時間
それらが新品で販売されていた
(もう、驚きもしません)
投稿日: 2025 年 02 月 28 日
「Seagate製ドライブ」、この単語を見た瞬間、もう驚きもしませんでした。
数万時間使い込まれたお古が、S.M.A.R.T.をリセットされ使用時間が0時間へ。それらが新品で販売されていた。よくある話なんでしょうね。
そして、1年も経たずに物理的に故障した「Seagate製ドライブ」が多かったんです。絶対に、これですよね?
メーカは関与していないと言い訳していましたが、そういう問題ではないですよね。
流通していた量も非常に多く、日本を含めた多くの国で販売していたようです。
いまさら、連絡をすれば交換に応じると言っているようですが、普通は回収でしょう。
なぜユーザに、わざわざお古だったか調査させて、さらに連絡させて、ようやく交換になるのか。それがあります。
実際、データ復旧サービスに至ってしまうドライブは、こういうのが多いんですよ!
1年も経たずに物理的に故障ですからね。そんな短期間に故障では、バックアップも手薄になってしまうわけです。
そもそも新品で購入したドライブが数万時間のお古。もう、呆れを通り過ぎて笑うしかないですね。
結局、以下のようなS.M.A.R.T.機能がリセットさせてしまうのです。
各指標がリセットされるなんて、もはやS.M.A.R.T.の信憑性以前の問題を抱えています。

利用側からしてみたら、たまったもんではなく、そうなると完全スキャンや統計スキャンで、僅かな変調を探っていくしか、みつける方法がありません。
ところが、新品として購入している以上、そこまで疑うのも難しく、そもそもその変調をみつけたとしても不良セクタではないため不良扱いにはありません。
なぜなら、この件は数万時間使い込まれたお古を新品と偽った点が問題で、そのお古自体は正常品ゆえに、故障扱いにはならないため初期不良にすらなりません。もちろんそんなお古ですので短命です、というだけです。
まあ、Seagateについては怪しげなファームウェアの問題も未だ未解決のままです。そちらも、そろそろ深堀りしてみますね。
参考文献:
Fraudulent hard drive scandal deepens at Seagate: Clues point at Chinese Chia mining farms