◇ i-sector: SSD/NVMe向けドライブ検査 不確定な状態を判断

SSD/NVMeでこの種別が確認された場合は状態の確定ができないためいったん「i-sector」と置きます。
このときは一時的に黄色区分に分類されます。まず一つでも緑以外が発生した場合は「故障」です。
正常なSSD/NVMeとして扱うことはできません。緑以外が発生した場合を考えてみます。
中身がシステムだけでその用途限定のご利用ならばi-sectorが存在しても利用可能です。
これでも普通に1年(^^;使えたりもします。不思議な存在なのが「i-sector」です。
しかし大切なデータを運用されている場合は、必ず新品に換装してください。
「i-sector」の一つくらい……でもダメです。なぜならこの不確定なセクタは場所を移動します。
そして大切なデータにそれらがぶつかった瞬間にデータが飛ぶからです。

↑ 統計スキャン (v3より搭載 全区間を実施)
※ 下にある検査精度(動作指標)が上昇いたしました。この解析結果をふまえて、安心となります。

◇ i-sector: 統計スキャンの操作方法 [FromHDDtoSSD v2 クラウド版] v2側にも統計スキャンを導入いたしました。v3側とデータを同期 どちらでも問題ないように善処します。

本機能はサポートエディション・リカバリエディション・プロエディションで対応いたします。
[>> ライセンスについて]
※ v3 ブロックチェーン版はフリーエディションより対応しております。

メニュー「完全・詳細スキャン設定」の設定ダイアログから以下赤丸部分の「統計スキャン実行」をご選択ください。

統計スキャンは完全スキャンと同じ操作です。警告メッセージにワーニングが出なければ正常です。

SSD/NVMeに対して有効な複数回検査による手法を採用しておりますので、検査速度は低めとなります。 なお、ハードディスクに対して実行しても正確な検査結果は得られますが、 ハードディスクは必ず完全スキャンの結果と一致する数学的な性質があります。 よって、検査速度を得られる完全スキャンをご利用ください。

ビッグデータ通信がオフの場合、通信許可に関するワーニングが出ます。 オフのままでも固定パターンで続行はしますが、測定結果に新しいSSDの挙動に関するデータが反映されません。 上部メニュー「通信設定とヘルプ」→「通信設定」からビッグデータの通信を有効にしていただけますと幸いでございます。
※ 解析用データが不足すると精度が上がらない状況を確認いたしました。このためBuild: 2820 Rev.8よりビッグデータ通信を必須に変更いたしました。

完全スキャン操作方法: https://www.iuec.co.jp/fromhddtossd2s/fullscan.html