◇ 手数料とは?

ブロックチェーンに変化を与えるときにその変化量の応じた手数料が生じます。この仕組みがスパムなどからチェーンを守ることができますからネットワーク手数料は不可欠な存在です。
※ マイニングの報酬があるため手数料をフリーにしてもブロックチェーン自体は動作します。しかし、手数料を無料にした途端に目的不明のスパム(不必要なトランザクションを無数に発行)を絶対にやられます。

◇ 変化量に応じた手数料とは?

以下のAさんBさんの例でCさんに100を送るとします。「同じ時刻」に「同じ量」を送るため手数料は同じになりそうですが違ってきます。

Aさん:
他の方々から送られた200を集めた合計800のうち100をCさんに送付いたします。
Bさん:
自分でマイニングを行い5ずつ160回集めた合計800のうち100をCさんに送付いたします。

同じ量を送る場合であってもトランザクションの組み立てが異なります。Aさんはすでに200の塊が複数あるため塊の一つから100を切り出して送るだけです。Bさんはまず5ずつ集めた塊を100に固めてから100を作り出して送る必要があります。

そして明らかにトランザクションの計算量(サイズ)が異なります。Bさんの方がブロックチェーンに対する変化量(バイト数)が大きくなります。よってBさんの方が手数料が高額になります。
※ コインを送る量で決まる仕組みではないため注意が必要です。

◇ 一度に複数の方へ送ることが出来る仕組み

その代わり一度に複数の方に送ることが可能な仕組みがあります。「受取人を追加」という機能です。受取人を複数にして送付した場合、手数料は任意の一人分で済むため安くなります。
※ 取引に対するトランザクションなのでまとめるほど安く済むとなります。