復旧不定期日誌215, 絶対に、諦めないでください。粘れば、最悪でも半分程度~7割は戻ります

※ 復旧をご依頼いただく前より
「確実な復旧」「今すぐ復旧しないと手が出せなくなる」
「ドライブの損傷は大したことなく簡単に出せます」のような何の根拠もない言葉が並んでいた場合
そのデータ復旧は、ほぼ失敗いたします。

ドライブ検査系の完全スキャン機能をお試しいただく(>> こちらをクリック)とわかるのですが、
正常なドライブでさえ、その検査に最速で1日以上(大容量ハードディスク)の時間を要します。
そして、相手は復旧をご依頼いただいた壊れかけドライブ・・素性の知れない状態のドライブです。
それ以上に検査のお時間を要する場合が多々あるのは当たり前で、
それを徹底的に調べ上げるのがデータ復旧業者の仕事です。

それを・・・、その場で見ただけで、
「確実な復旧」等の判断は、あり得ないのです。
● 適当な判断による「思惑(認識しているため大丈夫、等)」
「希望的観測(このまま最後までデータが取れる、等)」なんかで、
今の大容量ドライブから、データは取り出せません。
8割以上のデータを吹っ飛ばし、
そこでドライブが停止して、終わります。そんなに甘くはありません….。

特に「希望的観測」が最も危ないです。
致命的なクラッシュの前は・・動作が安定する傾向が強いため(案外、こんなもんです・・)です。
この安定した時間内で、次の手を打たないと先に進めなくなります。
この事象は、市販の復旧ソフトにて「ファイル一覧」までは見えていたため・・
いざ復旧しようとしたら肝心な所で完全に壊れてしまった・・という話、よく聞くと思います。
まさにこれです。
でも、絶対に、諦めないでください。
それでも半数から、粘れば、最悪でも半分程度~7割は戻ります。

なにとぞよろしくお願いいたします。

暗号通貨短編