今回は、局所性の鍵と非局所性の鍵の使い分けについてみていきましょう。
- 局所性の鍵
getkeyentangleを使用すると、SORAのアドレスとイーサリアム形式のアドレスがエンタングル(絡み合い)し、これらのエンタングルされたアドレスが「隠れたアドレス」となります。これにより、これらの「隠れたアドレス」を使用すると、SORAのアドレスとイーサリアム形式のアドレスが「強く相関」することになります。これがエンタングルと呼ばれる理由です。
局所性の性質により、その有効範囲は自分のウォレットに限定されます。しかし、ブロックチェーンに記録されるハッシュ値はネットワーク全体で有効です。そのため、自分の資産に対してアトミックスワップやブリッジを実行する場合、この鍵で十分です。 - 非局所性の鍵
自分のSORAウォレット以外の他のSORAウォレットとイーサリアム形式のアドレスを使用する必要がある場合、非局所性の鍵が必要です。
局所性の鍵を非局所性の鍵に変換するには、一定量のSORAを永久にロックする必要があります。理解しやすい類似の概念としては、新しいリップルアドレスを生成して使用する際に、一定量のロックアップが必要なことですね？それと同じです。
非局所性の鍵への変換により、SORAのアドレスと同様に資金の送受信が可能になり、局所性の鍵と同じ性質を維持します。したがって、一定量のSORAを永久にロックすることを受け入れることができれば、便利な非局所性の鍵を持つイーサリアム形式のアドレスをSORAのアドレスと同様に使用することが可能になります。
このようにして、異なるブロックチェーン間の相互作用を容易にする方法を考えています。
