復旧不定期日誌417, データ復旧ソフトウェアの使い方 その12 自動復旧の使い方2 – リスク管理

データ復旧で気がかりな点として、「途中でドライブが壊れるのではないか」ですね。

そこは十分に留意しておりまして、統計学の力を借りた「リスク管理」を実装しております。
その代わり、「自動」の復旧となっております。

そこでなぜ「自動」なのか、です。自動計算中に、手動操作が入りますと、そこまで積み上げてきた統計データが崩れてしまうから、という理由があります。

統計データが崩れた場合は、はじめから積み直しとなります。
その積み直しが繰り返されると、結局、統計データを活かし切れずにリスク管理が作用しないという結果に結びつきます。

ちなみに統計学の力は絶大です。
下手に手動操作に切り替えるなんてしたら、復旧に失敗してしまう、まで到達しています。
今となっては、統計にお任せして、手動操作はドライブの修理作業などに回しています。

ただし、その統計学でも手強い相手が出てきました。
それがSSD/NVMe壊れかけの、あの不安定な挙動です。
確率に置き換えて適切な分布に割り当てるだけとみていたのですが、
読めなかったセクタが、突然、読めるようになると、そこに「ずれ」が出てきました。
そこで、大局的にみていくのが「i-sector」になります。
現在、自動復旧機能はv2なので、このサポートはまだ先になります。
でも、近いうちにサポートできるとみております。
今後とも、なにとぞよろしくお願いいたします。

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