最終考察(その7)の前に……「Schnorr署名」が完成しました。BIP340にある公開鍵Y座標に対する制約解除(ウォレット内部の鍵を制限なくそのまま利用可能)、nonceは乱数、Verifyは完全一致(X座標だけではなくY座標も一致)、集約により100個のマルチシグであっても公開鍵32バイト固定、署名64バイト固定になります。

AI-NFT

OpenSSLとlibsecp256k1で検証を重ねていた「Schnorr署名」が完成しました。テストも、計算上も問題ありません。これで自信を持って実装できます。

魅力的なのは、集約により100個のマルチシグであっても公開鍵32バイト固定、署名64バイト固定になる点です。なお、ECDSAでは集約できないため100個もマルチシグしたら大変(^^;です。

この集約をsoranor1から始まるアドレスに実装します。そして、このsoranor1の構造は以下のマルチシグとなります。

全部で77個の鍵で構成されます。そして、1つでも欠けるとトランザクションが無効になります。なかなか、興味深いです。ちなみに、もしECDSAでこのマルチシグを実現すると、約8メガバイト(訂正: 8KBでした。すみません)と膨大になり、使えません。おっと、このsoranor1構成の場合は量子AI耐性まで含めて約590バイトで済みます。

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