6コア、8コアなどが普通の時代になりました。ところで、コア数が多いほど高速化するかどうかは、ソフトウェアの実装次第です。
各処理が完全に独立している場合は、各コアが独立して動作可能となるため高速化します。ただ、他に処理が依存する場合は各コアを独立させて動作させることができないため、コアの数と高速化は直接は結び付きません。
データ復旧作業では、解析部分は並列処理で高速化しますのでコア数が多いほど速くなります。ただ、ドライブの読み書きが絡む処理は、ドライブはCPUと比較すると非常に遅いため、コア数が多くても処理速度は変わりません。
ブロックチェーンでは、LoadBlockIndexは並列かつ専用のストリームを割り当てているので高速化しています。ただ、ブロックの承認や接続などは、ブロックのつながり方が独立していないので並列化は難しく、淡々と1ブロックずつ同期している。そんな仕組みになっております。
それで、Eコアの存在です。一応コアなので、OSには物理コアとして認識しますよね? ところが、性能はどうでしょう。
このEコアの目的は省電力らしいですが、省電力専用のコアを回す位ならその分を他のPコアに入れることでシングルスレッドの性能を上げ、全体的な性能を上げた方が、結果的に省電力でしょう。
結局、Pentinum4にあったHyperThreadingのような悪い癖(見かけ上のコア数を増やす)が現代に蘇った。そんな気がします。