10分以内でブロックチェーン完全同期まで完了
ブロックチェーンの完全同期には数時間から数日かかるのが一般的です。そこでSORAはRapidSyncという仕組みでその完全同期時間を大幅に短縮し、10分以内で利用可能な状態にします。
初回起動は以下のダイアログから始まります。
HDウォレット生成用の「16フレーズ」と運用パスフレーズを別々にご用意ください。「16フレーズ」を自分で設定するとこのフレーズからSORA L1 L2を完全復元することができます。
なお「自動設定」ボタンで自動設定(ランダムに割り当て)も可能です。その場合「16フレーズ」はランダム、運用パスフレーズにはsoraという文字列が入ります。
以下が「自動設定」です。自動的に各項目が入力されます。
特に問題ない限り「はい」で急速同期(RapidSync)を利用いたします。
ブロックチェーン完全同期: 急速同期(RapidSync)で「約5分」を目途に開発しております。この後、初回生成ですかというご質問が出ます。そこは「はい」をご選択ください。
ちなみに、急速同期を使わなくても同期は可能ですが、完全同期に時間がかかります。このように、ブロックチェーンの初回同期は時間がかかるため高速同期の仕組みを導入しました。
初回構築では「はい」を選択いたします。もし初回ではなく16フレーズからの完全復元を目的とした再構築の場合は「いいえ」を選択いたします。
急速同期を知らせる表示が点滅します。しばらくお待ちください。
急速同期を終えると自動的にHD Walletの構築に入ります。しばらくお待ちください。
完了すると自動的にロードを終えて起動します。
SORAの受け取り方法
SORAブロックチェーンを通じてSORAを受け取ることができます。FromHDDtoSSDはL2という位置付けですがフルノードのブロックチェーンを積んでおり、すべての検証を閉じた環境で実施可能です。
まず、ブロックチェーンが同期するのを待ちます。これはブロンチェーン全般にいえることで、同期の完了をもって残高が正確になります。ブロックチェーンに取引情報をなるトランザクション情報を積んでおり、そのトランザクション情報をすべて取り込んでようやく正確な残高をはじき出せるからです。
それでは、「アドレス取得」をクリックします。
アドレスを表示したダイアログが出現しますので、それを「クリップボードへコピー」で取得します。あとは、このアドレスにSORAを送れば、受け取れるという仕組みです。
SORAの送付方法
ウォレットのロックを解除後、「SORAを複数送付」をクリックします。
「SORAを送付」よりも「SORAの複数送付」の方が直感的ゆえにこちらを紹介します。
SORA送付用ダイアログが出現します。下側にある横長のエディタに送付先アドレス、その隣に数量を入力し「追加」ボタンを押します。これで一つずつ送付先を追加していくことができます。
追加先が揃ったら、その下にある「SORAを送付」をクリックします。これで、一覧に並ぶ全送付先にSORAが送付されます。
シンボル名を指定しトランザクションを表示
「smart contract (qToken)」をクリックします。
「open sorascan」をクリックします。
シンボル名を入れ”view transactions”をクリックします。
SORA-QAI FromHDDtoSSD HDパスフレーズ変更
ウォレット運用向けのパスフレーズは、いつでも変更が可能です。
「open tools」をクリックいたします。
右上にある”change passphrase”からパスフレーズを変更できます。
上から順に「古いパスフレーズ・新しいパスフレーズ・確認のパスフレーズ」です。
[量子&AI耐性] 署名/検証
量子耐性の署名には「SORA L2 FromHDDtoSSD」を利用します。
楕円曲線暗号の署名には「SORA L1 SorachanCoin-Core」を利用します。
1[署名], 右下のウィンドウから「qKey Sign/Verify」をクリックいたします。
2[署名], 中央にデータを入れ「Sign」をクリックいたします。
3[署名], 下部に署名が出力されます。これを全選択してコピーするだけです。
1[確認], 右下のウィンドウから「qKey Sign/Verify」をクリックいたします。
2[確認], 上から順に量子耐性公開鍵(qKey), データ, 署名を入れます。
3[確認], 「Verify」をクリックいたします。
指定された公開鍵で署名されたデータなら「valid(有効)」と出ます。
[ECDSA] 署名/検証
1[署名], メニューからファイルを選びメッセージの署名をクリックいたします。
2[署名], 上から順にウォレットのアドレスとdSigntoolからのハッシュ値を入れます。
3[署名], メッセージの署名をクリックいたします。
1[確認], メニューからファイルを選びメッセージの検証をクリックいたします。
2[確認], 上から順にウォレットのアドレスとdSigntoolからのハッシュ値と署名を入れます。
3[確認], メッセージの検証をクリックいたします。
SORA-QAI Blockchainを活用する暗号のメモ帳機能
自分以外には絶対に見られない安全なメモです。暗号化され、16個のパスフレーズからいつでもメモをSORAから取り出せます。
ブロックチェーン経由の「暗号のメモ帳」を使ってみましょう。
「open tools」をクリックいたします。
「crypto memo」をクリックいたします。
Write: メモを書き込みます。
Rescan: ブロックチェーンからメモをロードします。
“Rescan”はウォレット復元時のみ使用し、普段は”Write”だけで書くことができます。
ブロックチェーンを活用した契約書(token): AI活用に特化した構造で仕上げました。
トークンの受け取り
上の空欄にパスフレーズを入れ、”to stake SORA”をクリックしてウォレットをアンロックします。「deposit contract address」をクリックいたします。
“copy to clipboard”をクリックいたします。これでコピペできます。そして、このアドレスを相手に渡します。”write to sora.pubkey” では、このアドレスを「ファイル形式」で保管して運用することも可能です。
アドレスの準備ができましたら、次は「AI SmartContract」のボタンをクリックいたします。
このようなウィンドウが立ち上がり、ここからAI-NFTをすべて操作できます。
まず、”Apply”の横のエディタ部分にこれから受け取るシンボル名(AI-NFTの名称)をご入力いただき”Apply”をクリックいたします。するとこのシンボル名で残高が計算されます。まだ受け取っていない場合は0のはずです。このように所有される各AI-NFTの残高をすばやく計算できる機能が付属します。
トークンの送付または発行
「AI SmartContract」をクリックいたします。
Apply: ターゲットのシンボルを変更します。
New qToken: トークンを生成いたします。
左側の列に、新しいシンボル名と発行数を順番に入力します。
Send qToken: トークンを送付いたします。
qkey test start/stop: 量子耐性キーのテストを実施。(すでに「チェック済み」です)
送り先(quantum public key)を上部の大きな欄に貼り付けます。そして「Send qToken」でそのアドレスに送付することができます。この送付先アドレスとSORAのアドレスは異なります。SORAはブロックチェーンの残高に利用する楕円曲線暗号のアドレスとなっております。それに対しこちらはAI-NFTを送付・受け取るための専用量子耐性アドレスです。AI-NFTの識別はこのアドレスで行われ、ブロックチェーンを利用して転送される仕組みです。
なおブロックチェーンに対して書き込むため、手数料が生じます。そしてその手数料は楕円曲線暗号のSORAから減ります。よって、AI-NFTを動かすにもSORAを必要とします。
一般的にスマートコントラクトを利用するとその手数料(ガス代等)としてトークン(NFT)ではなくコインから引かれる点と同じ論理です。
結局ブロックチェーンに対する書き込みが発生するため、トークン(NFT)自身では処理できません。そのブロックチェーンを管理するコインから手数料が引かれる仕組みとなっています。
SORA-QAI FromHDDtoSSD AI-NFT
AI-NFTはいわゆる「トークン」です。それは数量を持ちながら残高を移動させることができます。そこから派生させ色々なAI-NFTを作っていきます。
それでは、まず最初は「プレーン」のAI-NFTを作りましょう。それらに機能を重ねていくことで「所有権移転」や「投票」の機能になります。
「smart contract (qToken)」をクリックします。
所有権移転のAI-NFTならば1.0の残高で作ります。これで所有権となるAI-NFTとなります。投票用AI-NFTならば投票数に合わせたamountに設定します。
New NFT: プレーンなAI-NFTを生成いたします。
左側の欄に、新しいシンボル名と発行数を順番に入力します。
このようにクリック操作のみでAI-NFTをつくることができます。専門知識は不要です。
プレーンなAI-NFTの生成をみていきます
先ほど生成したプレーンなAI-NFTの承認(ブロックチェーンに取り込まれる)を待ちます。標準かつ安全なトランザクションなので特に問題なく承認され、NFTが認識します。残高が生成通りの1.0ですね。
“Get balance NFT”を押すことでチェックできます。
所有権を管理したいデータのハッシュをAI-NFTに組み込みます
右端はNFTメニューです。
“Set to hash”を選ぶとファイル選択ダイアログが出現いたします。
所有権を管理したいファイルをご選択ください。
承認(所有権情報を重ねたトランザクションがブロックチェーンに取り込まれる)を待ちます
トップに戻り”open history”をクリックいたします。
0 / 6 未承認
1 / 6 承認されました
所有権の確認をしてみる
「smart contract (qToken)」をクリックいたします。
“Apply”ボタンの横にNFTシンボル名があるのを確認後”Verify from NFT”を押します。すると、ファイル選択ダイアログが出現します。所有権を確認するファイルをご選択ください。
[Valid] 問題ありません。一致しました。あなたがオーナーです。
[Invalid] 一致しません。つまりファイルが異なるか、あなたはオーナーではありません。
所有権を第三者に移転する
残高1.0を第三者に送るだけで所有権を移転することができます。
数量を例:10000000(投票合計数)に設定したプレーンなAI-NFTを作ります
そのプレーンなNFTの承認を待ちます。承認されると残高が投票の合計数になります。
“Get balance NFT”を押すことでチェックできます。
AI-NFTに投票機能をコントラクトの内容と共にAI-NFTを構築
右端はNFTメニューです。下に投票内容を入力し”Set to hash”を選びます。
投票単位 (例 1.0)
承認(所有権情報を重ねたトランザクションがブロックチェーンに取り込まれる)を待ちます
トップに戻り”open history”をクリックいたします。
0 / 6 未承認
1 / 6 承認されました
sorascanでtype NFT voteをチェックする