暗号通貨の基本概念は、非中央集権(ここ重要)で、送ったり受け取ったりできます。
非中央集権とは、管理者が不在でも、送ったり受け取ったりできる自動的なシステムがあります。ところで、送る場合は自分から送るのでウォレットを立ち上げておく必要がある点は従来の中央集権と変わりません。
では、受け取るときはどうでしょうか。その場合であっても、ウォレットを立ち上げて待機し、確認する必要がありません。好きな時に立ち上げてブロックチェーンを同期すれば確認できるようになっています。
ここで、常に確認する必要がないのは、その受け取りのコンセンサスを「第三者のノード」で実施できる仕組みがあるからです。この第三者という概念が非中央集権になっており、数学的に介入ができない仕組みになっています。
そこで承認数という概念が出てきます。これは、最初にコンセンサスが得られた状態から、どれだけブロックチェーンが伸びたのかを示す数です。
ブロックチェーンの仕組み的には、コンセンサスを得られれば、その直後から、その受け取ったコインは自分のものになります。ただ、承認数が伸びるほど、そのコンセンサスの信頼につながります。
そのため、受け取ってから利用可能になるまで「3」や「10」等の承認数という概念が設けられております。
ここで、ブロック生成時間が10分であるBTCの承認数が3である場合、BTCを受け取って、利用可能になるまで最大30分(10 x 3)かかります。それゆえ、残高に加わるまで約30分かかる、となります。待っていれば必ず利用可能になりますので、そのまま待ちましょう!