【ドライブ検査・データ復旧】不良セクタの分類 4:再発読み込み不能セクタ

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不良セクタの分類として、「再発読み込み不能セクタ」があります。

これは、一度は書き込み処理などによって復帰したように見えても、時間の経過や特定の条件によって、再び読み込み不能へ変化するセクタを指します。

流れとしては、次のようになります。

読み込み不能セクタが発生する。
その後、書き込み処理によって一時的に復帰する。
しかし、一定の条件を満たすと、再び読み込み不能セクタへ変化する。
そして、再度書き込み処理によって一時的に復帰する。

このような状態を繰り返すのが、再発読み込み不能セクタです。

通常の読み込み不能セクタであれば、発生後に状態が安定し、それ以上のデータ損失が広がらない場合もあります。
しかし、読み込み不能状態が何度も再発する場合は注意が必要です。

再発を繰り返すということは、その領域が根本的に不安定であることを意味します。
そのまま運用を続けると、確率的に、いつか重要なデータがその領域に配置され、読み出せなくなる危険があります。

このため、再発読み込み不能セクタは、単なる一時的な不良ではなく、継続的なデータ損失リスクを持つ状態として扱う必要があります。

この種類のセクタも、読み込み不能セクタと同じく、経年劣化によって自然に発生することがあります。
一度正常に書き込まれたデータであっても、長時間経過したあとに読み込み不能へ変化し、それが何度も再発する場合があります。

また、再発には何らかのきっかけが関係していることがあります。
HDDの場合、これまでの検証では、電力不足が関係しているケースを確認しております。

そのため、常に電力が不安定な環境で運用されているHDDでは、すでにこの種類の不安定なセクタを抱えている可能性があります。
外付けケースの電源不足、USB給電の不安定、劣化した電源アダプタ、電源ユニットの不調なども、注意すべき要素になります。

一方で、SSDにおいてこの症状が発生している場合は、非常に深刻です。

SSDで再発読み込み不能セクタのような挙動が出る場合、NANDフラッシュ、コントローラ、ファームウェア、管理情報などに重大な異常が生じている可能性があります。

たとえ不良セクタの修復処理を試み、一時的に成功したように見えたとしても、正常な動作を期待することはできません。
すでに、安定して修復できる条件を満たしていない状態と考えるべきです。

特に、乖離率が大きく、書き込み速度が大きく低下している場合は、SSDの末期症状と判断できます。
この状態で無理に使用を続けると、突然認識しなくなる、読み出し不能になる、データ全体へアクセスできなくなる、といった危険があります。

再発読み込み不能セクタは、一度復帰したように見えるため、見逃されやすい不良状態です。
しかし、再発するということ自体が、ドライブ内部で不安定な状態が継続している重要なサインです。

このような症状が確認された場合は、修復できたかどうかだけで判断せず、再発の有無、応答時間、書き込み速度、乖離率、電源環境などを含めて総合的に確認する必要があります。

重要なデータがある場合は、無理に使い続けず、早い段階でデータの退避を優先することが重要です。

不良セクタの解析手法 IUEC Co.,Ltd. – データ復旧サービス(HDD/SSD/RAID/外付け/サーバ/USB)・ドライブ検査/データ復旧ソフト・分散型ブロックチェーン
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