データ復旧向けの機能として、「頻度あいまい検索」という仕組みを開発しました。
この機能は少し分かりにくい面があり、大変申し訳ございません。
ここで、できるだけ分かりやすく説明いたします。
ファイルシステムには、一定の癖があります。
たとえば、あるサイズのファイルであれば、このような配置になりやすい。
ある条件では、このあたりの領域にデータが格納されやすい。
そのような傾向が存在します。
もちろん、これはNTFSにおけるresident/non-residentの単純な区別だけを指しているわけではありません。
特に、non-resident、つまりMFT外に実データが配置されるファイルについて、その格納位置や断片化の傾向に一定の癖が出ることがあります。
データ復旧では、有効なデータが存在するセクタを、どれだけ高い精度で引き当てられるかが、復旧率の向上につながります。
逆に、データが存在しない領域や、復旧対象とは関係の薄いセクタを多く読みに行ってしまうと、時間がかかるだけでなく、故障ドライブに余計な負荷をかけることにもなります。
そのため、できる限り外れのセクタを避け、有効なデータが存在する可能性の高い領域を優先して探すことが重要になります。
そこで活用するのが、この頻度あいまい検索です。
通常の単純な検索とは異なり、ファイルシステムの癖や、データ配置の傾向をたどりながら、復旧対象となる可能性の高い領域を優先的に探索します。
これにより、有効なデータに当たる確率を高め、不要な読み取りを減らしながら、復旧率の向上を目指します。
頻度あいまい検索は、データの配置傾向を利用して、より効率よく、より的確に復旧対象へ近づくための機能です。
データ復旧サービス概要 – データ復旧サービス・ドライブ検査・量子耐性・ソフトウェア開発 IUEC
