復旧不定期日誌13, HDDから電子音が鳴る

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HDDが故障した際に発生する音といえば、
カッチャンカッチャン、カコンカコン、パコパコ、カランカランです。

なお、Maxtor製HDDだけは、故障個所によって「電子音」が発生いたします。
HDDから電子的な「ピロリピロリ」が鳴るため、かなり戸惑う方が多いです。
なお、プラッタが回転できないと鳴る仕組みです。
それゆえに、ヘッドが壊れてもプラッタが回っていれば鳴りません。
物理的故障で、鳴る場合と鳴らない場合があるのは、この為です。

プラッタが回転できない状態は、スライダがプラッタに張り付く 「吸着」が原因となります。
スライダ表面とプラッタは磨かれているため、お互い吸い付くように張り付きます。
それを回転で生じる風で阻害して浮遊するわけです。

何かしらの外的要因で回転数が浮遊に満たない小さな値に達すると、
くっついて取れなくなります。
モータの回転トルクは小さいゆえに、自力でヘッドを復帰させることはできません。
また、モータは回転しないとショート状態になりますゆえに、
基板と電源装置まで故障(黒焦げ)する可能性があります。
そのため、何度も電源を投入されることは危険です。

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