[データ復旧成功事例] HDP-U40 40GB IO-DATA [群馬県のお客様]

データ復旧サービス成功事例

落下し、衝撃が加わる

お客さまよりお伝えいただいた症状

お世話になります。 外付けハードディスクの復旧見積をお願いします。

メーカー:I-O DATA 型番:HDP-U40 *OSはWindowsだと思います。

〇現在までの経緯  

1.(3月頃)パソコンからデータを当該HDDにコピー。
2.(3月頃)落下し、衝撃が加わる。
3.PCに接続したところ、最近コピーしたデータが消え、古いデータしか残っていなかった。
4.PCに接続すると、周期的な音がした。
5.PCに接続すると、「エラー復旧しますか?」と出るので、復旧をかけた。一晩かかった。*この時点ではまだ中のデータ(古いデータのみ。最近のデータは消えている)を見ることが出来た。
6.後日PCに接続すると、「フォーマットしますか?」とメッセージが表示され、中身が表示されない。

症状の断定

ヘッド先端の変形による物理障害
採用技術:IUEC SORA-QAI FromHDDtoSSD AIデータ復旧システム

ハードディスク動作中に衝撃が加わると、内蔵ヘッド先端部の「スライダ」と呼ばれる部分の姿勢が乱れ、ディスク表面と衝突することがあります。たとえその衝撃が非常に小さなものであっても、磁気情報の読み出しに支障が生じ、不良セクタが発生します。

さらに厄介なのは、この不良セクタが広範囲に拡散してしまうケースです。

⚠️ 不良セクタが拡がる原因とは?

この現象の根本原因は、内蔵ヘッドの物理的損傷にあります。

ハードディスクでは、複数のヘッドがそれぞれのプラッタ面を同時に読み書きしています。
このうちの1本でも損傷があると、そのヘッドが担当している全セクタ範囲が読み書き不能となり、結果として、ディスク全体に点在・拡散するように不良セクタが広がる状態になります。

このような場合、読み取れる領域が徐々に減少し、最終的にはほとんどのデータにアクセスできなくなる恐れがあります。

🔧 復旧作業と結果

今回の復旧作業では、まず損傷していた内蔵ヘッド一式を、同型ドライブから取り出した正常な部品と交換しました。

その後、再調整を経てすべてのプラッタ面が正常に読み出せる状態となり、
読み出し不能だったセクタの情報も無事に回収されました。

最終的には、回収したデータをもとに整合性のある形でデータを再構築し、ご希望のファイルを綺麗に復旧いたしました。

このように、物理障害による読み出し不能でも、
正確な診断と部品交換・再構築処理により高精度なデータ復旧が可能です。

衝撃を受けたディスクでも、状態が悪化する前にご相談いただければ、
より安全に、大切なデータを取り戻せる可能性が高くなります。

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