復旧不定期日誌422, 悪い予感通りに、噂が出てきましたね。

前回の続きです。

この話が出始めた瞬間より脳裏をよぎりますね。
制裁されてもブロックチェーンに埋め込んで退避、です。

ただし、ブロックチェーンは全取引が公開され書き換えできないので、
それはできないという指摘がありました。

しかし、これは開発してみればわかるのですが、実は「全取引が公開」ではありません
あくまでも「トランザクションを発生させた取引が公開」となっております。
すわなち、同じシードから派生するキーに結び付いた取引の詳細はわかりません。

かなりややこしいのですが、
ここで、シードについては「木」を想像してみてください。

この木の集まりがトランザクションで、木をまたぐ取引はチェーンに記録され、公開されます
しかし、です。木には枝がありますね?
この枝に対する配分や取引はわからないのです。なぜなら、非公開ですから。

もちろん、木を管理する必要がありますから、その木を動かせる別の協力者が必要です。
でも、侵攻を仕掛ける位ですから、それくらいは……普通にいるでしょう。それがあります。

そして、その枝から、別の木の枝に移動するのでしょうか。
そこで、キーを統一してアドレスを同じにした複数のチェーンによる移動です。
異なるチェーン同士で「キーを統一」、ここに違和感を覚えますが、
キーは単に大きめな数字ですので、そこを同じにすれば、公開側も同じになる仕組みです。
「キーのインポート」などの妙な作業は、この作業をしているのです。

ところで、一般的に「トランザクション手数料が安く済むチェーンを利用」いたします。
ただし、手数料が安い=信頼性も低い(数年後、採算取れずに廃止のリスクあり)、となります。
もちろん、その通知を受けた後に移動をすれば良いですが……。

暗号通貨短編