[データ復旧成功事例] RAID-1で二つのコンテナを構築していた [東京都のお客様]

データ復旧サービス成功事例

ディスクの管理を起動すると、「冗長の失敗」と表示されている。

お客さまよりお伝えいただいた症状

夕方ごろからこのNASに接続できなくなり、メーカーホームページに記載されている対応方法を試したが、改善しなかった。

内蔵されているHDDをデスクトップPCに接続したが、内容を確認できなかった。また、ディスクの管理を起動すると、「冗長の失敗」と表示されている。

壊れるまでの使い方は、30人くらいの組織において社内ネットワークに接続し、共有フォルダとして使用していた。4つのディスクを2台×2組に分け、ディスク1と2でRAID1により1つのストレージ、ディスク3と4でRAID1により1つのストレージとして利用していた。

症状の断定

NAS全体におよぶデータ不整合
採用技術:IUEC SORA-QAI FromHDDtoSSD AIデータ復旧システム

調査の結果、RAID-1構成が物理的に2つの独立したストレージとして分離して存在している状態を確認いたしました。

この状況から、RAIDの冗長性が完全に破綻したわけではなく、
冗長構成の一部に異常があることでアクセスが制限されている可能性が高いと判断し、
NAS本体側に原因があると想定して、さらなる調査を進めました。

🔍 NAS本体に及ぶ不整合を確認

予測通り、NAS全体にわたってファームウェアまたは制御層の不整合が確認されました。
このため、RAIDとしての統合アクセスが不能となっており、
ミラーリング構成であるにもかかわらず、正しい読み出しが行えない状態に陥っていました。

🛠 復旧方針と対応

今回は、RAID-1構成の個々のディスクが独立してアクセス可能であることから、
各ディスク(コンテナ)を分離したうえで、個別にデータ復旧を行う手法を採用いたしました。

⚠️ 信頼性の観点からのご提案

RAID-1は本来、障害耐性を高めるための冗長構成であるにもかかわらず、
NAS本体の不整合によって冗長性そのものが機能不全に陥るという点は、
今後の運用上、信頼性リスクを無視できない重要な問題であると考えられます。

そのため、お客様にはこのNASの修理を行わず、
信頼性の高い別機種への移行を強くご提案させていただきました。

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