[データ復旧成功事例] PC-NS750CAG-E3 [愛知県のお客様]

あるとき起動してみると、画面はついたものの正常に動かずログインもできない状態でした。

お客さまよりお伝えいただいた症状

あるとき起動してみると、画面はついたものの正常に動かずログインもできない状態でした。

その時に10月にご相談させていただいたノートパソコンの症状と同じような「カチッ…カチッ…」という規則的な異音がし始めたため、すぐに電源を切ろうとしましたが画面上やボタンでの操作に反応しなかったので仕方なく強制終了を実行しました。

それ以降は一度も起動することを試さず今に至ります。データ容量はそれほど多くはないと思うのですが(申込者のパソコンではないため具体的な目安が分からずすみません)、可能であればぜひ復旧ならびに修理をお願いしたいと考えております。

症状の断定

ヘッドクラッシュによる物理障害
採用技術：IUEC SORA-QAI FromHDDtoSSD AIデータ復旧システム

調査の結果、内蔵ヘッドの損傷（いわゆるヘッドクラッシュ）を確認いたしました。これにより、一部のプラッタ表面にも損傷が生じておりました。

本障害に対し、クラス100クリーンルーム内にて分解作業を実施し、損傷したヘッド一式の交換を行いました。その後、破損ヘッドが接触したプラッタ表面の損傷領域を回避しながら、慎重にデータスキャン作業を実施いたしました。

さらに、破壊されたプラッタ領域に存在するセクタに対しては、独自のエラー訂正処理を適用し、読み出し不能となっていた情報の補完を試みました。

これらの処理により、各データを整った形で復旧することに成功し、データ復旧作業は正常に完了しております。

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