[データ復旧成功事例] MICRON 2200S MVMe 512GB SSD [東京都のお客様]

データ復旧サービス成功事例

リブートされるとブートするドライブがない表示になる場合がある

お客さまよりお伝えいただいた症状

以前もデータ復旧でお世話になったことあります。会社支給で使用しているノートPCが立ち上がらなくなってしまいました。 状況は以下になります。

・数日前よりPC使用中に急にリブートがある場合がある
・リブートされるとブートするドライブがない表示になる場合がある
・上記症状を繰り返しているうちにBIOS上でSSDが完全に認識されなくなった。データ復元の可能性はありますでしょうか。 まずは費用が発生しないところまでの確認をお願いしたいです。

症状の断定

フラッシュメモリを支える部品の劣化(接続部の半田ボール)による物理障害
採用技術:IUEC SORA-QAI FromHDDtoSSD AIデータ復旧システム

SSDを構成するフラッシュメモリ接続部(半田ボール)の劣化により、
SSDコントローラーからフラッシュメモリへのアクセスが不可能となる物理的障害を確認いたしました。

この障害が発生すると、コントローラー側がフラッシュメモリを認識できなくなり、
結果としてBIOS上でもSSD自体が検出されない状態となります。

🔍 障害原因とその傾向

調査の結果、今回の原因は、フラッシュメモリと基板を接続する半田ボールの剥離でした。

近年のSSDでは、フラッシュメモリの高速化による発熱が著しく、
その熱によって半田が劣化し、接点が剥離して通信不能に陥るケースが増えています。
このような障害は、物理的にアクセスできないため、通常の手段では復旧が困難です。

🔧 復旧作業の内容

弊社では、以下の手順により復旧を行いました:

  1. リボール作業により、フラッシュメモリと基板の接続を再構築
  2. SSDが内部的にフラッシュを認識できるよう、ファームウェアの調整・修正を実施
  3. 修復済みのフラッシュメモリがコンテナ構造に再参加したことを確認
  4. 各チップの読み出しを行い、スキャン処理とデータ構造の再構築を実施

この結果、ご依頼いただいたデータを無事にすべて復旧することができました。

SSDの物理障害においても、原因を正確に特定し、最適な復旧プロセスを適用することで高精度の復旧が可能です。

今後も、FromHDDtoSSDは物理・論理両面からのアプローチにより、
お客様の大切なデータを確実に守るための技術開発と復旧支援を続けてまいります。

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