復旧不定期日誌134, [並列同時解析] データ復旧サービス 復旧事例 – 1 ※ WesternDigital 3.0TB その1

AI-NFT Web3.0 FromHDDtoSSD

いつもお世話になっております。
担当の矢野と申します。

本日より、データ復旧サービスにてお取り扱いする
“並列同時解析”の事例を一つずつ更新していきたい所存です。

[事例1] WesternDigital 3.0TB 突然の書き込みエラー その1

いわゆる2.5TB以上に属するハードディスクとなります。
まず、2.0TB以下と2.5TB以上は「別物」と考える必要がございます。
そして、ビッグセクタ(4096バイト)に対応できていない環境では、
従来の1セクタ512バイトで読み書きする事になります。

なお、HDD内部は1セクタ4096バイトで構成されておりますので、
要求されたセクタ番号を8で割って処理しております。
※ 割り切れない場合は前後を読んでアドレス計算。
大変遅くなりますね。
ところで、512バイトにおいて”3.0TB”を番号で示すには、
32ビットにて格納できる大きさを超えてしまいます。
そして、溢れた桁が0となりまして、
残った分が全容量として認識してしまいます。

※ 互換性を持たせるために行った処置が裏目に出てしまった、かもしれません

そして、”突然の書き込みエラー “です。
なお、さすがに物理障害ではございません。(購入して間もない3.0TB)
2.5TB以上の対応が不十分な環境下における、
セクタの指示ミスが絡んでいそうです。

*** その2へ続きます。 ***

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