いつもお世話になっております。
担当の矢野と申します。
本日より、データ復旧サービスにてお取り扱いする
“並列同時解析”の事例を一つずつ更新していきたい所存です。
[事例1] WesternDigital 3.0TB 突然の書き込みエラー その1
いわゆる2.5TB以上に属するハードディスクとなります。
まず、2.0TB以下と2.5TB以上は「別物」と考える必要がございます。
そして、ビッグセクタ(4096バイト)に対応できていない環境では、
従来の1セクタ512バイトで読み書きする事になります。
なお、HDD内部は1セクタ4096バイトで構成されておりますので、
要求されたセクタ番号を8で割って処理しております。
※ 割り切れない場合は前後を読んでアドレス計算。
大変遅くなりますね。
ところで、512バイトにおいて”3.0TB”を番号で示すには、
32ビットにて格納できる大きさを超えてしまいます。
そして、溢れた桁が0となりまして、
残った分が全容量として認識してしまいます。
※ 互換性を持たせるために行った処置が裏目に出てしまった、かもしれません
そして、”突然の書き込みエラー “です。
なお、さすがに物理障害ではございません。(購入して間もない3.0TB)
2.5TB以上の対応が不十分な環境下における、
セクタの指示ミスが絡んでいそうです。
*** その2へ続きます。 ***