[データ復旧成功事例]  納期2日, 復旧率100% HGST製 3000GB 2台(RAID-0) 兵庫県[個人様]

データ復旧サービス成功事例

ヘッド系統の消耗によるRAID-0崩壊

お客さまよりお伝えいただいた症状

以下の構成で、RAID-0を構成してました。

RAIDボード:HIGH POINT Rocket Raid 2720 HDD:HDS723030BLE640 3TBx2
1,RAIDドライブのアクセス速度が急激に低下し、PCをシャットダウンしようとしましたが、シャットダウンの画面が表示されたまま終了しなかったので、手動で電源OFF。
2,再起動後OSのチェックディスクが起動しこれを実行。
3,再度、RAIDドライブのファイルにアクセスしようと試みると、RAIDボードのアラートが鳴り、OSがドライブを認識しなくなる。
4,ドライブの一方が代替処理済のセクタ数が→2005、セクタ代替処理回数が→2039 回復不能セクタ数→0だったため、このドライブをクローンし復旧を試みました。
5,フリーソフトなどいろいろ試しましたが、クローンがうまくいかず、最終的に、FromHDDtoSSD のヘッドレストレーションを使用しクローンを試みました。
6,クローンしたHDDをRAIDボードに接続しましたが、RAIDのアレイとして認識しませんでした。95パーセントまで処理が終わったところまでは確認しましたが、次にPCの画面を開いたときには、アプリが終了していたので、クローンの処理が正常に終了したかは不明です。
7,現在の状態は、RAIDボードのBIOS画面にはRAIDが構築されていることが表示されますが、OSの画面ではドライブとして表示されていません。HDDは回復不能セクタ数が20前後になっています。
8,現在、HDDは正常と思われる RAID アレイ(A)、異常なもの(B)、(B)をヘッドレストレーションでクローンしたもの(C)の3台があります。(いずれも同じ型番のHDD)
9,できれば、RAIDを再構築していただき、データをこちらで用意する1台(6TB)のHDDにコピーしていただければと考えています。以上、見積り・診断など宜しくお願いします。

症状の断定

1台にヘッド系統の消耗による読み込み不能セクタ多発
採用技術:不良セクタ最適化技術(統計)&RAID再構築
大容量ドライブ(HDD/SSD)のRAID-0におけるアクセス障害に相当いたします。近年の大容量ドライブ(HDD/SSD)は特に目立った予兆なく突然、アクセス不能となります(特に「ヘッド系統の消耗」は転送速度が少しずつ低下するため分かり難いです)。

そして、故障する直前までは「正常」を振る舞いますので、僅かなアクセス不能でも中々気が付きにくくRAIDの整合性が保てなくなり、アレイを見失って初めて気が付くことが多いです。このような場合は設定等では復帰できませんので、故障いたしましたドライブをきちっと復旧処置いたしまして、それにより得られたセクタイメージと、正常なドライブのセクタイメージを専用ソフトウェアにて「RAID再構築」いたします。

なお、RAIDの構成・破損状況・結合方式などは研究済で、セクタイメージのみ(ドライブのみ)でも問題なく解析できます。このため、パソコン・サーバ本体などは必要なく、ドライブのみでRAIDの復旧に対応できます。なにとぞよろしくお願いいたします。

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