量子コンピュータ

bitcoin

量子時代:トランプ政権が動き始めました

すでに何度もNoteで書いていますが、ショアはECDSAのみに対して、グローバーはハッシュ関数なので、ブロックチェーンの心臓部を多方面から破壊する可能性があります。具体的には、ブロックハッシュ(鎖が壊れる)、メッセージ署名(取引内容の改ざん)、トランザクションID(取引内容の改ざん)、公開鍵(ラグ構造で秘密鍵を盗まれる)、マイニング(量子による51%攻撃多発)、とにかく、ざっと挙げてもこれだけあって、まだまだあります。ブロックチェーンはハッシュ関数の塊なので、どうしてもこうなってしまいます。
暗号開発

暗号開発:スモールスケールでハッシュ関数を調査してみます。

ただし、ハッシュ関数としてのアルゴリズムは変化するため参考程度です。それでも、ハッシュ関数の決定論的な性質から生じる性質は掌握できます。
PQC

耐量子暗号論的ハッシュ関数 SORA2 雪崩効果のチェック その1 — ブロックチェーン, Web3, ネットバンク —

入力は80バイト(PoWを意識)で、ビットの変化数は僅か。5000ペアのチェックです。良好な統計が並んでおり、一安心です。
bitcoin

量子コンピュータによるBTCマイニング突破の脅威――PoW量子マイニングアルゴリズムの最適化が進行:新たな耐性設計が急務に

BTCマイニング突破
bitcoin

最近、次世代の署名方式として注目されているSchnorr署名。 確かにその仕組みには効率的な側面があり、「集約署名」という特性も持っています。

次の署名方式? Schnorr署名は“ECDSA”です最近、次世代の署名方式として注目されているSchnorr署名。 確かにその仕組みには効率的な側面があり、「集約署名」という特性も持っています。しかし、ここで注意すべき点があります。Sch...
bitcoin

危なくなってからやる?――量子耐性は“後付け”できるのか?

危なくなってからやる?――量子耐性は“後付け”できるのか?「まだ間に合うから」「量子コンピュータが本格化してから対応すればいい」―― そんな声をときどき耳にします。でも、本当にそれでいいのでしょうか? 量子耐性は、そんなに都合よく“後付け”...
bitcoin

ECDSAの“耐用年数”を再考する――5年以内に崩壊する可能性

ECDSAの“耐用年数”を再考する――5年以内に崩壊する可能性これまで、私はECDSA(楕円曲線署名)の安全性について、「あと7~12年は持つだろう」と見積もっていました。しかし最近、その見積もりを修正せざるを得ない事態が生じました。202...
BLOCKCHAIN

量子コンピューティングの脅威はブロックチェーンだけにとどまらない

量子コンピューティングの脅威はブロックチェーンだけにとどまらない量子コンピューティングの進展は、単にブロックチェーンやビットコインにとどまらず、インターネット全体のセキュリティ構造に深く関わる問題です。署名サイズと周期性の“トレードオフ”私...