そろそろ以下の概念を改めるべきです。
量子コンピュータは、その驚異的な並列演算により「何でも」超高速に解くことができる。
解けても、その結果が自由に取れないので意味がありません。
その制約があるため「何でも」解けるというのは大きな誤りです。
結局、量子コンピュータは「量子で解けるように調整しないと結果が得られない」となります。
この「量子で解けるように調整」が曲者で、その相性さえ合えば驚異的な速さにはなりますが、僅かでもずれると結局、何も得られない。
よって、量子コンピュータの脅威は「完全無視」でも特に問題はなく、それに対抗するための量子耐性は、数十年後に備えて少しずつ研究しておきましょう、というのが現在の立ち位置です。
そもそも「量子耐性」って、ですよね?
もし量子コンピュータが「何でも」超高速に解けるのなら、耐性なんて入れられません。
そこからも、大きな制約が量子コンピュータにはあるんだなと、実感していただけますと幸いです。