その原因を列挙します。それで、一つだけ、いまだに謎が残っています。
もちろん復旧は可能ですが、なぜその症状に陥る……というのがあります。
- ヘッドクラッシュ
異音が内部から生じて動作不能となる典型的な症状です。 - ヘッド吸着
内蔵ヘッドがプラッタに張り付いて動作不能となる症状です。 - モータ軸受損傷
軸受けが焼けて回転不能となる症状です。 - プラッタ歪み
データが記録されているプラッタの読み込みが難しくなる症状です。基本的にプラッタ自体の歪みなど、劣化による読み込み不能が主な原因です。 - ファームウェア異常
電気系統に損傷が生じた症状です。決まってファームウェアが読み出せなくなるので、初期診断ではファームウェア異常として検知されます。 - ファームウェア制御不能
ドライブが思い通りに制御不能となる症状です。これは、はじめのうちは認識状態ですが、すぐに認識不能となる症状を持ちます。よって、認識不能で読み出せません。
このうち、ファームウェア制御不能。これは、復旧は可能ですが……発生条件が、いまいち未だにわからない症状でもあります。さらに認識不能になるため、データ復旧ソフトウェアでは対応できません。途中で認識状態を失ってデータの復旧が即座に止まります。
発生条件がわからず、異音なども生じないため、運が悪かった……そうなってしまうのです。さらに、古いドライブに生じるのではなく、6TB・8TB・16TBなどの最新型であっても発生したケースに遭遇しております。
定期的な検査で読み取りレートが下がってくるため、FromHDDtoSSDの場合は、下のグラフが何度も大きく乱れ始めたら、このファームウェア制御不能を疑う。それくらいかな、見抜けるのは。定期的なセクタの検査。それに尽きます。
