フォアグラウンドとは、バックグラウンドの逆の事で、今作業しているウィンドウを指します。
そこでWindowsでフォアグラウンドを取ると、フォアウィンドウが最優先され、他の全ウィンドウがバックグラウンドに移動します。これによりユーザ側に必ず操作させることを促す効果が期待できます。
その強制力により、フォアグラウンドは緊急時などのアラートの限定に留め、必要以上の多用は「お行儀が悪いプログラム」という指針だったはずです。
かれこれ20年以上前でもその指針だったので、今でも変わっていないはずです。特に、仮想デスクトップなどが普及してマルチタスクは当たり前です。ちなみに仮想デスクトップよりも力が強いので、他のデスクトップでオンライン会談をしていようが、商談をしていようが、お構いなしにフォアウィンドウに移動します。
それで、そこまでしてユーザさんにみせつけてくるのが、自動更新の設定とか、よくわからない設定とか、宣伝……とか、最近はそいうソフトウェアが多いです。その方が確実にみてもらえるから、そのような設計なのでしょうか。しかし、フォアグラウンドは重要な作業を終えた通知にのみ限定すべきです。
理想的な開発方針。それなら、フォアグラウンドの使い方については、どうしても欲しい指針でした。
