遅延書き込みエラー:ファイルシステムに損傷を与えるアクションが検出されますと、通知されます。

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遅延書き込みエラーに関するご確認事項

□ デバイス系統(ファイルシステム)からの異常通知:遅延書き込みエラー

■ 遅延書き込みエラーの生じる条件1:~内蔵ドライブが何らかの原因で解除~

外付機器との相性、不具合で起こる確率が高い現象ですが、内蔵ドライブが何らかの原因で解除された場合にも生じます。 外付機器が接続されていないにも関わらず、突然「ハードウェアの取り外し」ダイアログが表示され、 一定時間経過後にそれが消える現象に遭遇された方も多いと思います。 内蔵ドライブに対してこの表示が出る場合、間違いなく「故障」あるいは「相性」です。 いずれにせよ、データが危険な状態に置かれておりますので、バックアップが必要です。

1,「遅延書き込みデータの紛失」の表示が出たままとなる。(この段階で、コンピュータから見放されている)
2,「遅延書き込みデータの紛失」の表示を繰り返し出す。(コンピュータに対して、認識・不認識を繰り返す)

これらのエラーは、バックグラウンドで書き込み中(非同期書き出し中)、ファイルシステムの論理崩壊まで達します。
また、書き出し中に不用意な切断(いきなり電源を切る等)を行い本エラーを出してしまった場合、以下のように対処します。
※ 「安全な取り外し」が必要となるのは、非同期の書き込みを完了させる必要があるためです。
※ 内部の動作では、書き込み中(ロック中)の回数を記録しておりまして、この回数が0になった瞬間、ドライブが停止状態へ遷移し、取り外せるようになります。
これを突然外しますと、ドライブが「サプライズ」へ遷移し、 それをドライバがWindowsへ通知して、「遅延書き込みエラー」が出ます。

1, エラーを出した媒体を外付に切り替え、ファイルが読み込めるかどうか確認する。
2, 重要なデータをバックアップいたします。
3, CHKDSK(チェックディスク)を施し、ファイル構造の再編成を行います。
※ [重要]:先に重要データを退避させる点がコツです。チェックディスクは最後に行います。

エラーが積み重なると、最終的には「全てのファイル」が読み込めなくなります。
また、ドライブの状態が不明な場合もございますので、とにかくバックアップを優先してください。
データさえ助かれば、何とかなります。

ファイルシステム破綻後にCHKDSKを使うのは、更なる破損を引き起こす場合があります。 なぜならば、再構築するための要素(MFT等の欠片)が大幅に不足し、その穴埋めを実行できないからです。 生きている段階であれば、その不足も小数ですので、一部のファイルのみ破損で事が済みます。
(破損したファイルは「隠しフォルダ」に収められ、連番が振られる仕組みとなっております)

□ 安全な取り外しが上手くできない場合は、シャットダウンいたします。

安全な取り外しにつきましては、何かと上手く作動しない事がよくございます。
※ ドライブを外したいのに「使用中」となってしまい、解除する事ができない、中々厄介な状態です。
このような場合は、「他プロセス」で使われておりますので、必ずシャットダウンを必要とします。 面倒でもシャットダウンを行い、安全に取り外してください。

□ 徐々にデータが損失する場合について

1, FAT32の場合、初めは一部のフォルダが消え、徐々に増加し、最後はドライブ全体へのアクセスが弾かれる。
2, NTFSの場合、一部のフォルダへアクセスできなくなりまして、内部ファイルへのアクセスも遮断される。
※「一部分のフォルダに対しては問題なくアクセスできる」が、「その他に影響が生じ始める現象」がございます。
※「積み重なったエラー」や「読み書き不能セクタ/読み込み不能セクタ」などの破損が原因です。

□ HDDキャッシュのデータ損失

アクセス中に電源が落とされた場合、基板(コンデンサ)に残された電力で優先的にヘッドを退避(退避ソーンへ移動)させます。 キャッシュが存在する場合は、ヘッドの退避前にそのデータを戻す作業が必要となります。
そのため、その退避の方に電力が優先され、破棄されるようです。
※ 物理的に故障するよりは、キャッシュを破棄した方が良いためです。しかしながら、論理障害の原因となります。

□ SSDキャッシュのデータ損失

ドライブとは別に、OSがデータをキャッシュしている場合が多くございます。
これにより、読み書きの時間を短縮することができるのですが、取り外す前に、キャッシュの内容をドライブに戻す必要があります。 このあたりの作業を「安全な取り外し」が処理しております。 SSDは一気に読み込み不能となる性質がありますので、 キャッシュのエラーによる「遅延書き込みエラー」が出る段階では、すでに普通には読み出せない場合も多々あります。

■ 遅延書き込みエラーの生じる条件2:~外付ドライブが何らかの原因で強制解除~

何も操作していないにも関わらず、勝手に外付HDDが解除されてしまい、「データ損失」につながる例がございます。
このような場合、HDDの故障などで正常な動作を行うことができない場合です。
※ 最善手といたしましては、一旦電源を切り、再度「繋がった」と同時にバックアップを開始いたします。
そして、途中で挙動がおかしくなった場合は電源を落とします。データが重要な場合はこの地点でデータ復旧サービスをご検討ください。
※ 何度も何度も再試行を繰り返しますと、プラッタに傷が入り込みまして、復旧が難しくなってしまいます。

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