4, 不良セクタ修復に関する考察 実例を基に、修復プロセスを考察

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4, 不良セクタ修復に関する考察

 不良セクタの修復作業は必ず「最後」に行います。 大切なデータがある状態から、修復作用があるソフトウェアを実行してはいけません。 ドライブに備わる修復作用を引き出すだけなのですが、その途中で完全に故障するリスクがあります。

 以下スクリーンショットは「不良セクタがあるドライブ」に対して「自動復旧」を試みております。 その68という数値が、データの転送速度を示しているのですが、特に問題ない水準の速度が出ております。 前章の3, 不良セクタに関する考察で示したように、不良セクタは単なる読めなくなったセクタ、という解釈では力不足です。 色々な持ち味の不良セクタが複雑な条件で組み合わさって登場します。

システムリカバリ

4a, 修復について

 不良セクタの修復は、破損したセクタの再利用……代替を示します。

4b, 修復の実行

 実際に実行を行いまして、検証を進めていきます。

4c, 考察

 修復後の不良セクタについて、みていきます。
※ この分類については、前章の3, 不良セクタに関する考察をご参考ください。

4ca, 読み込み不能セクタ

 上の実測側・下のシミュレーション側、共に「読み込み不能セクタ(黄色)」の場合、 そのドライブを復活できる可能性が極めて高く、特に、SSDの場合は再利用可能です。 不良セクタの再発性については、次項(4d, 再発性)で詳しく説明いたします。

4cb, 書き込み不能セクタ

 上の実測側は「緑」、下のシミュレーション側は「赤」となります。 データの書き込みが壊れていますので、こちらは、再利用不可で処分となります。

4cc, 読み書き不能セクタ

 上の実測側・下のシミュレーション側、共に「読み書き不能セクタ(紫)」の場合、 代替セクタが尽きて、再利用が難しいです。何度も修復を試みて、変化が得られない場合、寿命と判断できます。

4d, 再発性

 修復できたと思われた不良セクタが、同じタイプで、同じ場所に再発する可能性を考えていきます。

4da, 再発のみ

 上の実測側は「紫」ですが、下のシミュレーション側は「赤」となるセクタです。 その周辺に危険なセクタが迫っている場合、非常に再発性が高く、その再利用は難しいです。 そのまま動いている場合も多いのですが、必ず、交換をお願いいたします。

4db, 再発のち拡散

 上の実測側・下のシミュレーション側、共に「危険セクタ(赤)」の場合、 または、上の実測側で「黄」・下のシミュレーション側で「赤」となるセクタです。 このような「赤」の場合でも、上述の2つは、再発のち「拡散」いたします。 すぐに使用を中止し、新しいドライブへの移行をお願いいたします。